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2008年7月 9日 (水)

アマデウス

こんばんは。ペーター・シェーファーの戯曲を映画化した「アマデウス」を娘のchiakiと一緒にみました。途中までですが、それでも1時間半くらいは見ています。1984年制作とありますからchiakiが生まれた年です。当時の私はオーディオ、音楽とも休止の時でしたが、これは劇場で観ました。

1998年にDVDになっていますのでDVDを購入してからでも10年過ぎています。それでもchiakiはこれを観るのは初めてです。落ち着きのない子ですので普段ならごそごそしながら観ているのですが、本日はものすごい集中力で観ていました。

DVDをあらためて紹介しておきます。DVDのデコードMPEG2で両面再生です。日本語の字幕は当然ついていますが英語の字幕もついています。

A面のチャプター(章)は23章、B面は14章あります。

A面
 1.許してくれモーツァルト
 2.知らない曲
 3.不滅の名声を求めて祈る
 4.モーツァルトのいるところ
 5.神はなぜあんなゲスな子供を選び給うたのか
 6.皇帝の決定
 7.皇帝、モーツァルトに会う
 8.サリエリの曲を変奏する
 9.得意満面で声を張り上げてた
10.音が多すぎる
11.あいつは彼女をモノにしてた
12.完全なる美
13.これからは神と敵
14.父レオポルト来る
15.ゲームの名人
16.新しいメイド
17.内情を知る
18.「フィガロの結婚」上演の問題
19.バレエ音楽をけずる
20.音楽を元にもどす
21.あくびの奇跡
22.サリエリという名の音楽
23.父の亡霊

本日はこのうちの18章まで観たわけです。

この映画のおかげで(せいで)下品なモーツァルト像が定着し過ぎたきらいがありますが、少なくとも半分くらい当たっているのではないでしょうか。

冒頭に使われている25番の交響曲(いわゆる小ト短調)には驚いた方も多いはずです。私はウイーンにおいてザルツブルグ大司教の前で演奏して管楽器の為のグランパルティータはこの映画で初めて聴きました。冒頭はへをこいた(失礼!)ような音ですが、突然天国から降ってくるオーボエ等々劇中でサリエリが解説していましたこの曲の大ファンになりました。モーツァルトの木管楽器のアンサンブル曲はいい曲が多いですが、バンベルク交響楽団が来日した10年ほど前のことです。神戸学院大学(神戸市)のグリーンホールで無料招待のコンサートがありました。そこにバンベルクの木管のメンバーがモーツァルトのディベルティメントを演奏したのですが、その鄙びた音色、音楽に全身浸っていたことを思い出します。

chiakiは指はよく回るのですが、こと音色関係のこととなると経験不足と感性の乏しさにはいつもため息がでます。誤解のない様に申しあげておきますが、かくいう私も特別にそれらが豊だというわけではありません。ただ違いがわかるだけです。音楽表現の基本的なことのひとつとして美しい音楽をたくさん聴くというのは、やはりとても大切なことだと思います。

あ、そうそう配役です。

サリエリ= F・マーリー・エイブラム
モーツァルト= トム・ハルス
コンスタンツェ= エリザベス・ベリッジ

1984年度のアカデミー賞8部門の栄誉に輝く作品です。(作品・監督・主演男優その他)

2008年6月26日 (木)

悪魔のトリル〜「誰がヴァイオリンを殺したか」より

Fcei7xuz こんばんは。昨夜に続き「誰がヴァイオリンを殺したか」の紹介の続きです。著者石井宏さんは、本の冒頭イザイのSP録音の演奏を例に挙げて、現在ではこのような夢見る音は聞けなくなったと嘆くのですが、それでは、現在では全くイザイのようなヴァイオリンの音は聞けなくなったのか?この質問に対する回答として、アンドルー・マンゼの演奏と彼のバロックヴァイオリンと古楽に対する姿勢を綴っていきます。

ところで、マンゼですが、この本を読むまで全く知りませんでした。ピノック率いるイングリッシュコンソートの現在の音楽監督でもあります。

著者によれば現在のバロックヴァイオリンの音は第2世代にはいっており、第1世代の鋸を引くような音は大きく進歩したと述べています。私はこの初期の古楽の音が大嫌いで、いかにオーセンティックであっても美しくないものは音楽ではないと今でも思っております。私の考えを大きく変えさせたのがポッジャーのバッハの無伴奏作品です。でも何とか3兄弟だかの音は未だに認めてはおりません。

話を戻します。著者はマンゼの音の中にかつての正真正銘のバロックヴァイオリンの音を見いだすのです。

さて私はこの「悪魔のトリル」が大好きで第3楽章のダブルトリルの部分よりも先に第1楽章のラルゲット、第2楽章のグラーヴェがとても気に入ったのです。本当に美しいカンタービレを聞くことができます。

私が初めて聞いたのはオイストラフのいわゆるクライスラーが編曲した「悪魔のトリル」です。通奏低音(伴奏)がピアノですので、今聞けば様式的な違和感がありますが、しかしヴァイオリン好きを自認するなら、ピアノの音はほとんど聞いていないはずです。特に第3楽章のダブルトリル部分が終わった後ヴァイオリン単独でさらに難しダブルトリル連続のカデンツァ(クライスラーの編曲)の鬼気迫る演奏は他では絶対聞けないものです。もちろんタルティーニの原曲にこのカデンツァはありませんので、純粋な意味での悪魔のトリルではありません。

マンゼの演奏は確かに素晴らしいものですが、演奏では残念ながらオイスラフの域には達しておりません。しかしバロックヴァイオリンの音にアレルギーのある人にとっては、特効薬的といっても過言でないくらい美しい響きを奏でています。

しかし私が驚いたのはマンゼのバロックヴァイオリンの演奏だけではありません。著者が紹介する古楽に対する彼の姿勢です。

1)歴史的な知識に基づいて作られた道具を手に入れること(重要度5%)

2)正しい演奏スタイルとそのための技術を身につけること(重要度10%)

3)歴史的背景についての知識を持つこと(重要度5%)

4)埃だらけの古文書の資料庫に入り原作曲者の自筆稿を探し出し、後世の校訂者のくっつけた異物を取り除くために、オリジナルの譜面に当たること(重要度10%)

5)あとはきみの頭(イマジネーション)を使うこと(重要度70%)

私がオイストラフの演奏に感動したのは、カデンツァを創作したクライスラーと演奏したオイストラフのイマジネーションに他なりません。

なおマンゼについてはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲3番、4番、5番、バッハのヴァイオリンソナタ(無伴奏ではない方)を聞きましたが、少なくともバロックヴァイオリン嫌いを放棄させるだけのものは持っています。特に現代のヴァイオリンの音に慣れたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲は素朴かつすがすがしくこれまたオイストラフの同演奏の仲間入りをしました。

2008年6月22日 (日)

誰がヴァイオリンを殺したか

Vclij1nn
こんばんは。伯父の葬儀も無事終わり、たくさんの人々に見送られて出棺しました。私は火葬場まで同行しお骨を拾いました。死は必然ですが、なかなかすんなりと受け入れることはやはり難しいです。

今回のテーマ「誰がヴァイオリンを殺したか」は衝撃的なテーマですが、内容は、いわゆる音楽好きが知っている知識・常識の根拠を改めて著者石井宏さんが、検証しながら且つ音楽史の講義というより、音楽物語をしてくれます。

全部のお話を要約する能力は私にはありませんので、私が感じた部分を紹介していきたいと思います。

プロローグでいきなり現在のヴァイオリンの音はかつて響いていたと似ても似つかない音になっていると嘆くところから始まります。その根拠はSP盤で聞くことができるイザイのユモレスク(ドボルザーク)を例にあげて話を進めていきます。

ヴァイリンという楽器の由来、ストラディヴァリの神話の起源と伝説に真っ向から挑戦しています。

ついでパガニーニの伝承も検証しています。パガニーニ=守銭奴というイメージが私にはあるのですが、事実パガ・ニエンテ(Paga.niente)という言葉は「一銭も払わない」という意味だそうです。しかしながらベルリオーズに二万フランという大金を贈ったのも事実です。

なお同時代の様々な音学家から賞賛を受けたのはパガニーニのその悪魔的な技術ではなく、甘美なアダージョだったそうです。クララ・ヴィーク(後シューマンの妻)の父フリードリッヒは「いかなる歌手とても、パガニーニの弾くアダージョほどの深い感動を与えてくれはしない。すべてのジャンルを通じて。彼と同じように偉大で比較を絶した芸術家がいたためしがない」とまで言い切っているのです。

この本から2年後石井宏さんは「反音楽史」を書くのですが、その萌芽が散見されます。

伯父の死

こんばんは。20日の金曜日ですが、伯父が亡くなりました。享年101歳(満99歳)でした。明治41年生まれです。ここ数年間は特別養護老人ホームでお世話になっていました。

子供の頃でしたが、戦争体験をよく聞かせてもらっていました。伯父は戦艦「比叡」の船員であったことを誇りにしていました。

子供の頃は歌が好きで小学校の帰り道はいつもあぜ道を通り遠回りして歌う時間を稼ぎました。童謡、唱歌もありましたが、伯父から教わった軍歌もたくさん歌っていました。もちろん歌詞の意味などまったくわからず、ただ「歌」であることが理由でした。その中から伯父がもっとも好んだ軍歌「月月火水木金金」を紹介して伯父を偲びたいと思います(私の結婚式で歌いました)。

「月月火水木金金」の意味は土日がないということですがそれは歌詞をご覧ください。

作詞:高橋 俊策
作曲:江口 夜詩
著作権:有(詞・曲)

一、
朝だ夜明けだ潮(うしお)の息吹
ぐんと吸い込む銅色(あかがねいろ)の
胸に若さの漲(みなぎ)る誇り
海の男の艦隊勤務
月月火水木金金

二、
赤い太陽に流れる汗を
拭いてにっこり大砲手入れ
太平洋の波波波に
海の男だ艦隊勤務
月月火水木金金

三、
度胸一つに火のような練磨
旗は鳴る鳴るラッパは響く
行くぞ日の丸日本の艦(ふね)だ
海の男の艦隊勤務
月月火水木金金

四、
どんとぶつかる怒涛の唄に
ゆれる釣床今宵の夢は
明日の戦(いくさ)のこの腕試し
海の男だ艦隊勤務
月月火水木金金

こちらで聞くことができます(男性合唱)

2008年6月17日 (火)

雑話

こんばんは。私が一番好きなものは、恐らくブログを閲覧してくださってる方には音楽のように思われるかもしれません。が、実は音楽について雑談する方がもっと好きなのです。この雑談の中にある種の教養をかくし味にするのがもっとも好きなのですが、病気になる前の娘のchiakiは飽きずに私の雑談によくつきあってくれました。

ひとつ例をあげます。

イエス・キリストが弟子たちと布教活動をしていた時のことです。飢饉で村の食べ物が尽きてしまいました。弟子が300人以上はいる村人の飢えを救いたいと申し出ます。しかし手持ちの食料は干し魚がわずか3匹です。「イエス様、どういたしましょうか」

これが問題です。この問題はchiakiには小学1年生の時に1回、中学3年生の時に1回、それと先日1回質問しました。

確かに小学生の時は答えられませんでしたが、後の2回はものの見事に答えています。理由は何故でしょうか?私の考える理由ではなくchiakiが教えてくれた理由ですが、「最初は答えを知ってばかばかしいと思ったが、よくよく考えるとイエスの偉大さがよくわかる話」なので、ずっと覚えているとのことでした。

さて、答えはおわかりでしょうか?

「分かち与えよ」が答えです。300人に3匹の魚を?馬鹿ばかしいと思われると思います。

何故こんな話を持ち出すのでしょうか?私が一番興味深いのは6才で教えたことが24才でも覚えているという事実です。すなわち本人にとって一番印象に残りやすい形で物事を指導していけば、難なく理解、しかも長く記憶に留めるということではないでしょうか。

これも昔よく新入女子社員にした雑話です。アダムとイブのエデンの園での会話です。

イブ ねぇ アダム 私のこと愛してる?

アダム ?????????????

このアダムはさて何といったのでしょうか。

いろいろな会話が考えられると思います。正解例として、

「(女性は)君しかいないじゃないか」です。

残念ながら私の思う答えを出してくれた人は極めてすくないのですが、私が女子社員に続けてこういったものです。この答えを出せない男性とは付き合うなとまではいいませんでしたが、少なくと一緒にいて幸せになれる確率は極めて低いと吹き込んだのでした。

それは何故でしょう?これが私から皆さんへの問題です。

さて、この時点で理由を真剣に考えている人は、恐らく性格的に極めて真面目な方だろうと推察いたしまます。

6月17日追記
昨夜の、問題はいかがでしたでしょうか。私の答えは何通りかありますが、そのうちのひとつをご紹介致します。

実はあまりも女子社員の正解が少ないため、まさかとは思いましたが、劣等感を抱いてもらっては困りますので、要するに「自分のことはさておき・・」の心境になってもらうために男性云々の話を「作りあげた」訳です。当然のことながら「幸せになれる確率は極めて低い」は私のデッチ上げです。

この話を最初からヨタ話と受け止められた方はおおらかで、ユーモアのセンスの持ち主だと推察されます。

後に私の妻となった女性に上記のアダムとイブの質問をしたのですが、「汝の神(山の神?)を試すべからず」と反撃を食らいました。要するに全然わからなかったのです。

以上今までのお話は生活上、何の役にも立たないばかりか、使う相手を間違えますと、大変なことになります。

例えばA,B,C,E,Sで連想されるドイツの工業製品は?とか1,3、5,6,7で連想される同じくドイツの工業製品は?・・・両方に共通点があります。

このように質問されると超難問のように思いますが、町で見かけるものです。特に都会では。

まったく何の役にも立たない問題ですが、ある特徴を限りなく凝縮しますと、上記のような設問になるわけです。

このような設問はいくらでも作れます。「エジプトでお母さんといえば?」なんかもそうですね。

ついでに私のホームページで以前書いたことがありますが、
「緑があって赤がない」「体育があって英語がない」「老人があって、青年がない」「海があって山がない」・・・もうおわかりですね。ついでに「子供があって大人がない」

これも某中学校の忘年会の余興で2年続けてやったのですが正解者ゼロでした。これは役員(保護者)対教員のクイズ合戦での役員からの設問でした。

続けるとキリがありませんのでこの辺で失礼します。決して真剣にお考えになりませんように・・・・眠れなくなります。

6月18日追記
たぶん、恐らくいくら考えても連想できない?方がいらっしゃるかもしれません。答えを書いておきます。

A,B,C,E,Sで連想されるドイツの工業製品はベンツです。それぞれの文字は車種を表します。同様に1,3、5,6,7はBMWです。共通するのは自動車ですね。実際にはE350、320などが車名になります。ちなみに後ろの数字350は3500CC、20は2000CCとエンジンの排気量をあらわします。

エジプトのおかあさんはナイル川ですね。「母なるナイル」を覚えていらっしゃるでしょう。






2008年6月15日 (日)

古畑任三郎 ラスト

こんばんは。以前の放送ですが、金曜、土曜と再放送されてましたので見ました。今回のお話は音楽にはまったく関係のないお話ですので最後に音楽に結びつけるような展開になればいいのですが、こればかりは保証できません。

古畑任三郎シリーズは、武器を使わず、派手なカーアクションの追跡シーンもなく、日本版刑事コロンボです。再放送がある度にほとんど見ています。主役の田村正和が相当のキャラクターなので、犯人が彼を上回るキャラクターか、あるいは大物俳優、大女優であれば相当楽しい内容になります。

そうでないと最初から「勝負がついており」見る気がしません。その点でも刑事コロンボの場合、犯人は社会的地位も高く(役柄の上で)かつ大物俳優、女優がたくさん出演していました。

逮捕するには忍びないほどの殺人動機があり、古畑自身が犯人をわざと逃がしてしまう・・・ような話を見たかったのですがこれは残念ながらこのシリーズではありませんでした。

昔、金庫破りを追っている老刑事が廃棄場に捨て置かれた金庫の中に子供が閉じこめられたことを知ります。密封状態の金庫の中では早晩、子供が窒息してしまいます。老刑事はこの金庫破りに、子供を助けるように依頼するのですが、金庫破りは「動かぬ証拠」を刑事の前で見せる訳にはいきません。しかし泣き叫ぶ子供の両親を前に、金庫破りは刻々と迫る子供の窒息死と戦いながら、解錠のダイヤル合わせをするのです。やがて日付も変わったところでようやく解錠に成功。

金庫破りは老刑事の前に両手を差し出して手錠を促すのですが、その時、老刑事は「俺は昨日で定年(刑事を)だ」といって金庫破りを見逃すのです。

大昔に読んだ推理小説だっと思うのですが、作者もタイトルも記憶にありません。

2008年5月15日 (木)

ちょっといい話

こんばんは。今日は雑誌を読んでおりまして知ったちょっといい話を紹介いたします。私は大学生時代にギターばかり弾いて、勉学はもちろん読書も皆目してませんでした。音楽書だけはそのかわりたくさん目を通しましたが、いざ社会に出てみますと、常識がさっぱりで、月刊誌「文藝春秋」を読み始めました。政治・経済はじめおもしろい記事がたくさんあり、病気になる前までの25年間購読、最近購読を復活しております。昔は「おじんが読む雑誌」と女子社員に揶揄されましたが、その辺の週刊誌より面白いのですから仕方ありません。

最新号の文藝春秋で井上ひさし、丸谷才一、大野晋の「最近の日本語を嘆く」鼎談がありました。その中で紹介されたエピソードです。

バカロレアをご存じでしょうか。「フランスにおける大学入学資格を得るための統一国家試験のこと」と説明されています。

その試験問題にかつてこんな問題がでたそうです。

夕闇せまるセーヌ川のほとりの今まさに投身自殺をしようとしている若い女性がいる。言葉で彼女を救えだろうか。

私のうろ覚えですので、正確には本をご覧頂きたいのですが、何と素敵な設問だろうと思いました。

そしてこの問いに「僕と結婚してください」と答案した未来の作家がいるのです。アンドレ・マルロー(ドゴール大統領時代は文化相を務めた)です。

この答案の高得点を獲得したらしいのです。よくできた話ですが、日本の共通一次試験の問題に出ないのは確かです。

質問には、答えがひとつしかないもの、たくさんのあるもの、また答えが容易にはだせないものがあります。その意味である種の人間性を問うなかなかいい問題だと私は思いました。

私は、マルローの回答を読む前に自分なりの回答を考えました。「お嬢さん、お食事はまだでしょう、セーヌは食事の後に考えませんか」です。たいした回答ではありません。

いい話はもうひとつあります。

「娘さんの 最近はいかがでしょうか?お元気に過ごされてますでしょうか?
あまりchiakiさん御本人の記事が最近は見受けられないので
どうされたのかな? と少々気掛かりです」

昨日まったく初めてメール頂いた方です。当ブログを閲覧してくださっているのですが、ブログの「ちから」というものを改めて知った次第です。

今秋「遠藤響子ユニット」を松風ギャラリーに招聘する予定だそうです。もちろんライブコンサートです。詳細が煮詰まりましたら、紹介したいと思います。

2008年5月14日 (水)

「知るを楽しむ」を観て

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こんばんは。今日は時間がありますのでエントリーをもうひとつ。NHK教育の火曜日22時25分から5月6日、13日、20日、27日と4回シリーズの「鍵盤のエクスタシー、グレン・グールド」があります。

昨日で2回分見たわけですが、宮澤淳一さんはやはりさわやか。進行の語り口もやや木訥ながらそつがありません。グールド体験が初めての人には引き込まれる話題が多かったと思います。ところでグールドの演奏を評論家からの立場で吉田秀和が語るのですが、内容はともかく画面上は明らかに「場違い」ミスキャストと言ってもいいぐらいです。連続して2回出ましたが、うちの娘などおもわず笑ってしまうのです。独特の語り口は、私は好きですが、それならグールドの画像を流して音声だけでもよかった。見るに堪えない。

初めての人は吉田秀和が何者かを知らず、何でこんなおじいさんが?病み上がりなので、余計に直視できませんでした。グールドの1955年のゴールドベルグ変奏曲ですが、当時の日本ではグールドのレコードは返品ばかりで売れなかったのです。そのような折り、吉田秀和がはじめてグールドを評価したのです。彼が評価してのちグールドは日本で日の目をみたのです。確かに重要な評論家ではありますが・・・・。

ちなみに宮澤淳一のその著書「グレン・グールド論」で吉田秀和賞を平成17年度に受賞している。

「メディアはメッセージである」ずいぶん前に流行したマクルーハンの言葉ですが、テレビ時代になると話している内容とは関係なく、容姿、語り口、身振りなどが見る人に影響をあたえるという。

グールドはこのマクルーハンの「メディア論」と共通の思考を持つ人でした。

2008年5月12日 (月)

体調不良

こんばんは。実は4月23日の午後から急に右の腰骨の上10cmくらい(背中)から下腹部にかけて鈍痛が走り、小用も滞りがちになりました。夕方近くの開業医に駆け込みましたらエコー検査等の結果、尿路結石の疑いが強いということで、痛み止めの点滴を受けて帰りました。血尿も認められましたので、医者の診断は正しいと思ったのですが、5月9日の金曜日にまた鈍痛があり、ピンク色の尿(血尿)が認められましたの再度同じ開業医に駆け込むと、精密検査を要するから大きい病院を紹介しますといわれて、隣町のT市民病院の泌尿器科に紹介状を書いてもらいました。

さて本日5月12日にT市民病院に出かけました。時系列でまとめてみます。

 7時半   家を車で出発
 8時55分 T市民病院到着
 8時25分 総合外来受付完了
 8時30分 泌尿器科外来で尿検査
 9時25分 同外来でレントゲン写真が必要と看護士から説明を受ける
 9時50分 レントゲン写真撮影終了。外来待合室に戻る。
11時00分 いよいよ診察。

ドクター 
 このレントゲン写真で見る限りは異常はないが痛みを訴えているし、血尿も今日は認められないが数日前に実際にあった。でも何か気持ち悪いですね。

 はい。

ドクター
 写真の感度が悪いので細部が写らないことが多い。尿管結石(尿路結石)の疑いが一番強いがCTをとって見てみましょう。他の原因として悪性の腫れ物(腫瘍)も可能性としてあるが、あくまで可能性ですが。

 はぁ、腫瘍ですか?(この時点で腹はくくっていましたが)

ドクター 
 今日はCTの予約が多いので時間がかかりますが終わればもう一度診察します。

 よろしくお願いいたします。

11時30分 CTスキャン受付、約10分待ちCT撮影を受ける。実はこのCTは生まれて初めて。機械に、私のブログの友人dokuohさんの会社のマークを確認。急に安心感が高まる。

12時20分 ようやく本日2度目の診察に呼ばれる。午前中の最後の患者になった。診察机のボードに20数枚のCT写真(断層写真)がきれいに配列されていました。

ドクター
 この写真おわかりですか、身体を肺から下腹部まで輪切りで撮影したものです。あばら骨の間にあるのが心臓。その両脇の黒いのが肺です。ここからずーっとおりてきて、これが腎臓です。右の腎臓のここを見てください。灰色です。左の同じ部分を見てください。黒いですよね。右のこの灰色の部分は尿管で、左の尿管(黒い部分)より円が大きいですね。しかも灰色ですね。

 はい。

ドクター
 これは右の尿管に尿が溜まって尿管が腫れて円(管の断面積)が大きくなっているのです。ですから尿が溜まる原因があるはずです。さらに下の写真を見ていきましょう。

この時点では悪性腫瘍の疑いは、少なくとも私は持っていませんでしたが、それでもドキドキしていました。

ドクター
 ここに白く鮮やかに写っているものがありますね。尿管結石です。仁丹ぐらいの大きさですから、尿と一緒に排出されます。石を排出しやすくする薬と痛み止め(坐薬)と急な痛みの時の鎮痙剤を出しておきます。(参考まで結石溶解剤ウロカルン225mg、鎮痛剤ボルタレンサポ(坐薬)鎮痙剤ブスコパン)
なお、尿管および腎臓を腫れたまま放置(年間のスパンで)腎機能が完全にやられますので、尿管結石は石が完全に消えるまで安心してはいけません。石を速くおろすために縄跳びをすればよろしいでしょう。

 はい。


12時40分 診察終了。会計で清算。

13時00分 調剤薬局で薬をもらって本日の任務終了

家を出てから5時間半長丁場でした。

ここから音楽の話です。待ち時間にリフシッツの新しい録音「音楽の捧げ物」をずっと聴いていました。ブックレットには書いておりませんが、明らかに多重録音しています。6声のリチェルカーレはピアノ1台で演奏できますが、トリオソナタは絶対に無理!よく聴かれるのはヴァイオリン、フルート、チェロ(通奏低音)、ピアノ(チェンバロ)ですが、ピアノの単独の音色でもなかなかのものです。このトリオソナタの第1楽章は王のテーマから導き出されたものですが、バッハの抜群のセンスと優れた論理性が見事に調和した美しい音楽です。このトリオソナタはきわめて高度な意味で「ごますりの音楽」になっています。このエピソードについてはまたの機会に紹介いたします。

私はバッハの音楽とりわけ、鍵盤音楽が大好きですが、バッハの曲でどれか1曲といわれればこの曲をおすすめします。とりわけ「音楽の捧げもの」の中でこのトリオソナタは格別です。今日は本当に長い長い(精神的にも)待ち時間でしたが、格別の音楽を大好きなピアノで美しいリフシッツの演奏で堪能した1日でもありました。

2008年5月 1日 (木)

恐るべき天才ギタリスト その2

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昨夜に続いて、中国の女性ギタリストの紹介です。今回は王雅夢(Wang Yameng)です。同じくyou tubeにあるのですが、彼女もまたパガニーニのカプリスを演奏しています。が、私が紹介したいのは有名な「愛のロマンス」編曲されて一編の美しい変奏曲になっています。

演奏はこちらから聞けるのですが、それにしても美しい音です。特にritの間合いが息をのむくらい美しい。

いろいろと調べていくうちにわかったのですが、昨日のLie Jie と Chen Shanshanの3人がスーパーギタートリオを組んでいます。Wangは1993年の東京国際ギターコンクールの優勝者なんですね。

本当にこの3日間はギターにはまってしまいました。

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