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2008年2月23日 (土)

無情な修理不能返却

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こんにちは。CDプレーヤーの修理が返ってきました。が、無情にも修理対象の部品がなく、修理されずに返却されてきました。

お客様へ

修理品お預り品について


この度は、弊社に修理のご用命を賜り誠に有難うございます。
さて、お客様ご指摘の故障症状に基づき修理を実施しようと致しましたが、お客様ご依頼の修理品は、部品供給不能のため修理ができませんでした。誠に申し訳ありませんが、修理品をご返却させて頂きますのであしからずご了承下さいますよう宜しくお願い申し上げます。

松下テクニカルサービス株式会社
近畿社
テクニカルリペアセンター


上記のような丁寧な文書付で返ってきました。この文面が例えばA4のワープロなどで書かれていたならば、私は疑わなかったでしょう。結論からいいますと、蓋を開けてトレーのメカを手で触ってごそごそしていましたら、トレーの出し入れができるようになったのです。

上記の文面は、あらかじめ印刷されたB6用紙だったのです。ピンときた私は、これは蓋を開けて「故障状況を確認していないな」と思いました。結果は予想通りでした。こと修理にたいする対応は除いて、電源コードは別部品として丁寧に袋にいれられておりましたし、本体の包装も丁寧なものでした。伝票類も完璧です。でも肝心なことが抜けていたのです。もちろん製造が1988年ですから製造中止後の部品供給義務はとっくの昔に過ぎています。

故障の原因はメカの摺動部分の一種の「油切れ」です。バネ類もへたってきています。CRCを吹き付けて今は順調に動いております。黄金の80年代の製品(国産)ですからもともとしっかりと作られています。

余録ですが、蓋をはずしてCDを再生しますとずいぶん開放的な音がします。

以上修理顛末記でした。

写真は私が調整修理後の再生時のものです。

追記
あえて昨日は書きませんでしたが、やはり書こうと思います。「修理」と書けば簡単ですが、消耗部品、あるいは破損などがあれば部品を交換しなければいけません。しかしこれは、不具合を実際確認してからの話です。修理部門の担当者は確認しても、部品交換は必至。部品の在庫はもとより無し。それなら確認するだけ時間の無駄。大体こんなところだと思います。修理屋さんは必ず製造年を第1番に確認します。大体最初から調整で治るかも知れないなんて考えていないのです。私もうかつでした。修理を依頼する前に自分で蓋を開けて確認すべきでした。

2008年2月16日 (土)

CDプレーヤーの修理

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こんばんは。やっと通常のアクセス数にもどりました。もともとアクセスが多くないブログですので、少ない方が落ち着きます。私がブログでもっとも気にかけていることは、ご覧になった方が、「損をしてほしくない」これ一点です。もとより有益な情報を提供したいなんてことは一切考えておりません。やはり、成功から学ぶことも大切ですが、失敗から学ぶ方が何か切実感があると思います。

今日はCDプレーヤーの修理です。長年使用してきましたテクニクスのSL−P770のトレーが開かなくなりました。修理は2度目でこの前のは、ディスクの読み取りができなくなったので修理に出しました。10年くらい前でした。購入は1988年頃だと思っていたのですが、こちらのサイトで確認しましたらぴったりでした。

当時の価格で6万円はしなかったと思います。当時CDの音が固いといわれた中でいろいろな技術が開発されていた発展途上で比較的音の固さがこなれていて評価された機種でした。私の最初のCDプレーヤーです。現在のCDプレーヤーと比べますと、力強いですが、繊細さ、滑らかさはやはり劣ります。ですから、現在は自作のアンプと組み合わせて、パソコンとピアノが置いてある部屋で、使用しています。

トレーの出し入れは本当に多いですので、当然の故障と思っています。修理ができなくなるまで使いたいと思っています。

新しい機械を導入すれば、それまで使っていた機械が必ず故障するといわれています。浮気をすると、嫉妬するのでしょうか。まさか、機械が?大変不思議なことですが、オーディオ機器に限ってですが、このような経験は4度目です。実は新しいCDプレーヤーの導入を考えていたところです。私は機械を絶対に見捨てないことを知っての故障でしょうか?

現在のCDプレーヤはこんなにたくさんのスイッチボタンは付いておりません。トレイの上の赤いインジケータのボタンはデジタル出力を停止するボタンです。赤く点灯しているときはデジタル出力が有効になっています。

2008年1月19日 (土)

LHH−900R

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こんにちは。昨年末にBBCモニター風スピーカーLS−350(コイズミ無線)を入手してから、ずいぶんCDを聴くようになりました。現在使用中のDENONのDCD−3500RGはもう使い始めて19年になります。最近いろいろ探しているのですが、その中で限定500台で現在中古市場をにぎわしているLHH−900Rを検討してみましたが、あきらめました。あきらめた理由はいろいろありますが、少し整理してみますと、

中古市場価格が馬鹿高い。30万円を超える価格で販売しているショップがありますが、買い取り価格は15万円です。これはいくら何でもやりすぎ。新品が45万円でしたから、オーディオの値引きは2割は必ずありますから、36万円くらいが実質の新品価格です。日本人は本当に「限定」というのに弱い(私もその一人です)これをうまく利用するのはいつものように「商売人」です。

話は大きくそれますが、BMWという車がありますがそのなかに3シリーズというのがあります。1番安いも318でも400万円近くします。日本車で400万円もすれば相当いい車が買えます。いわゆる自動車雑誌ではBMWはプレミアムブランドとしてべたほめですから、まず悪評の記事にはお目にかかれません。ですから原宿のカローラとか六本木のカローラとかいわれるくらいあふれかえっているのです。冷静になって乗れば普通の車だとすぐわかるはずなんですが。

話は大きくそれましたので、元に戻ります。フィリップスのCDプレーヤーの大きな特徴は何といってもピックアップのスイングメカ(ニズム)とDACのチップにあります。DACのチップの精度が揃ったのを選んで(要するに生産の歩留まりが悪い)使用してしますから限定500台になったのですが、一般的に電子部品は日進月歩のはずです。特に、DVDが全盛の今日精度はCDのレベルとは比較にならないはずです。にも拘わらず1996年製のこのLHHー900大人気は「音」要素が大きいのですが、オーディオファンはこの「音がいい」というのに極端に弱いのです。

また日本マランツとの関係があり、フィリップスブランドは日本市場から消えました。これも中古人気を加速させている原因です。「ブランド」というのは本当に恐ろしいですね。松下電器産業がパナソニックに社名を変更したのもこれでしたね。

音、音楽というのは人それぞれに感じ方は違うはずですが、他人の動向がどうしても気になるものです。私の例で恐縮ですが、人に勧める、あるいは推薦するのは、ほとんどの場合自分の好きなCDとは一致していません。世評の高いものを薦めます。無難ですがこれが最良の策です。購入して気に入らなくてもご本人が安心するよりどころが少なくともありますから。ですから、私が他の人に尋ねる場合は、よい物?ではなく好きな物は?となります。

例を挙げます。2,3日前にコメントをしましたショパンの作品25の2ヘ短調のエチュードの好きなものを挙げましたが、ギレリス、アール・ワイルド、Yuki Matsuzawa、バックハウスなど、おそらく推薦する人などほとんどいないでしょう。ポリーニ絶対と思っていらっしゃる方は音楽観が変わる、あるいは広がるとはずですが、こればかりは保証できません。

2008年1月14日 (月)

DCD-SA1 生産終了

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こんばんは。バックハウスの続きを書きたかったのですが、台所のコンセントカバーが壊れ、コンセントボックスが奥(壁の中)に入り込んでしまい、使用不可になりました。昨晩のことです(土曜日)電気屋さんに頼もうかな思っていたのですが、コンセントボックスの埋め込み工事をチェックしていましたら、無性に腹が立ってきて依頼を止めました。普通コンセントボックスは壁に埋め込むときに壁の表面と並行にわずかに表面から引っ込む程度にがっちりビスなどで固定してあるのですが、家のは、コンセントユニットの金属ケースが壁から2�以上も中に引っ込んでいます。一体どのようにして壁の表面にあせて固定してあるのかというと、コンセントボックスにはプラスチックのカバー2枚あります。内側のカバーが壁中のコンセントユニットを固定したケースとビスで固定します。これで壁と並行にピタリと面が合うわけです。この固定したカバーにロの形をした上蓋をはめ込みますと、コンセントユニット差し込み口だけがカバーの間から顔を出します。見かけは何の問題もありませんが、コンセントのユニットが、内側のプラスチックカバーだけで固定してあるものですから、コンセントの抜き差しによってビスが緩み、そして内側カバーのビス穴の部分が欠けてしまっていたのです。コンセントユニットがもともと壁の表面と面一(つらいち=同一平面)ではありませんから、コンセントを差し込むとユニットが中に引っ込んでしまうのです。これではコンセントプラグを差し込むと、ロの字のカバーにコンセントプラグのカバーが干渉し、しかも差し込み口が奥へ引っ込んでしまいますので、最後までプラグが入りません。

手抜き工事とは言いませんが、アイデアのないこと甚だしいです。ですから自分修理することにしました。2�くらいのスペーサーをコンセントユニットのボックスにかませて、ケースカバーをすることにしました。スペーサーは合板をのこぎりで切って、あとドリルでスペーサーに穴を開けて、コンセントユニットと壁中のケース間ににしっかり固定しビス止めします。これで壁の表面に面一になり、コンセントユニットは、いくら抜き差ししても奥に引っ込むことはありませんし、内側のカバーにもストレスを与えません。

使った材料は合板、道具はのこぎり、電気ドリル、ドライバー、スケール(巻き尺)、+ドライバです。

さて、ここで質問です。貴方の家ではこれだけの道具がすぐに見つかるでしょうか?

ここまでは前置きです。ずいぶんつまらない前置きですが、一度コンセントボックスのカバーをはずしてみることをおすすめします。ずいぶんいいかげんな取り付けが見つかるかもしれません。

本題です。デノンのCDプレーヤーのフラッグシップ、DCD−SA1が製造完了だそうです。最近このプレーヤーを見積もりすることがあったのですが、33万円弱(税込み)でした。希望小売価格は52万5千円ですので、大変な値引率および値引き額です。WXHXDが434X150X410で重量が何と21.8kgもあり、無共振の思想に貫かれた立派な名器でした。名残惜しいです。一時は手許におきたいと思ったことがありましたが、デンオンからデノンにかわり音はともかく、デザインが私には合いませんでした。毎日眺めるのですから、外観のデザインは重要です。音は申し分ないだけに、余計に寂しいです。

2008年1月 6日 (日)

レーザーディスクプレーヤー

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こんばんは、お正月休みもお終いですね。年末年始にかけてオーディオ関連のホームページをじっくり見る機会がありました。ずっと前ですが、このブログでLDプレーヤーの修理について書いたと思います。その時はLDプレーヤーはとっくの昔に製造中止になっているものと思いこんでおりました。ところが、LDの開発元のパイオニアのホームページをのぞいて見ましたら、LDプレーヤがDVDあるいはCDのコンパチとなって現在もカタログにあるのです。これには非常に勇気づけられました。過去何度かLDプレーヤーの万が一を考えて予備の購入を考えていたのですが、これなら安心して、現有機を使用できます。

新聞などを見ますと、パイオニアはシャープとの提携関係を強化するなど、映像部門では思わしくない業績ですが、それでも切り捨てずに生産を継続しているのには、エールを送りたくなります。パイオニアの創業時の社名は福音電機だっ他と思います。福音は聖書の福音書の福音です。

昨年ですが、CDプレーヤーをPD−D6、PD−D9を市場に出しており、音響のパイオニアが復活して、これもうれしい話題です。

写真は上がCLD−R5、下がDVL919です。型番からおわかりのようにCLDがCDコンパチ、DVLがDVDコンパチ(もちろんCDも聴けます)です。

2008年1月 3日 (木)

レクストのDAコンバーター

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こんばんは。正月もあけて三日目、家でのテレビも飽きたのではないでしょうか。今日は年末に話題にしていましたレクストのDAコンバータの試聴記です。レクストというオーディオメーカをご存じの方は相当なオーディオ通の方だと思います。レゾナンズチップという小さな丸粒で室内の響きをコントロールするというあれの会社です。この会社にはCDプレーヤの振動等を調整して、最終出力の音をよくする技術「CDソフトの新しい音質改善技術“NS441D」があります。レクストはこの技術を利用して、既存のCDプレーヤの改造調整のサービスをしたり、市販のCDプレーヤを調整したものを販売しているのですが、昨年末より、この技術を取り入れたDAコンバータを発売したのです。型番はDAC-NS1Sといいます。税込みで399000円です。

さて肝心の音ですが、その前に私の機器はスピーカがLS−350(もうおなじみですね)、CDプレーヤはDENONのDCD−3500RG、プリアンプが自作の窪田式FETアンプ、パワーアンプがフライングモールDADーM300Pro(2台)です。ケーブル類は、レクストさんから提供されたもの使用しました。

まず、私の3500RGの音を聴いてから、3500RGのデジタル出力(同軸)を使い、DAC-NS1Sを通して聞きました。

これだけの金額の機器ですから、大きく変化するものと大いなる期待を持っていたのですが、結果はわずかなニュアンスの変化にとどまりました。確かにDAC-NS1Sを通して聞きますと響きの潤いが増し、音の空間も見通しがすっきりします。刺激的な音がありません。元に戻しますと、3500RG単独の音は「がさつ」な感じがします。

確かに効果はあるのですが、「歴然」という修飾語を付けることができません。逆に3500RG単体の実力を再認識させてもらいました。このDAC-NS1Sの開発経緯などはステレオ12月号(2007年)に詳しいのですが、ここで語られているほどの効果は、私の装置では、ありませんでした。

上の写真をご覧になればわかりますが、細い方(通常の電源ケーブルの1,5倍の太さがあります)の電源ケーブルが付属しています。試しに太い方の電源ケーブルを装着してみたのですが、ニュアンスはほとんど変わりませんでした。このケーブルはZ−PRC01 PLAYERといって42000円します。

3500RGは導入してもうすぐ20年近くなります。その物量作戦には驚きました。何と22kgもあります。最新のCDプレーヤを導入すべく物色中ですが、逆に性能の再認識になってしまいました。百万円以上するプレーヤの試聴は幾度となくしておりますが、本当に価格差ほど音がよくなるわけではありません。その微妙なニュアンスの差にお金をかけるわけですが、それにしてもため息がでます。

2007年12月23日 (日)

BBCモニター 組み立て編

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こんばんは。昨日書きましたBBCモニター(実際はBBCモニター風ですが・・正式のバージョンではありません)ですが、文章の長さの加減で組み立ての注意点など、書き漏らしたことがあります。

昨日も書きましたが、スピーカーの部品用語、技術用語に親しんでいらっしゃらない方は、挑戦される方は敢えて引き留めはいたしませんが、組み立てはかなり手強いと思います。

難しくは決してありませんが、冒頭に掲げた組み立て説明図は極めて概略的でとても不親切です。必要最小限の説明と言えます。まず基板から、三種類のコード(+−対になっています)Hi、Low、Terminal の3種類なんですが、Hiはツィータへ、Lowはウーハーへ、Terminalはスピーカー端子へ等は一切書かれておりません。また、説明図ではツィーターとネットワーク基板をバッフル板取り付けてからネットワーク基板のコードをツィータに取り付けるよう書かれていますが、ツィーターの端子がバッフル板に隠れてしまうため、コードの結線は極めて難しく、無理をしますとツィータのターミナルを痛めてしまう可能性が大です。ウーハーも同様に結線してからバッフル板に取り付けるのが賢明です。ネットワーク基板とウーハーのターミナルが極めて近接していますのでこれまた結線しにくいのです。

またスピーカー端子はその部品の一部を取り除いて、付けませんとスピーカーの背板の穴に入りません。これも絶縁部(プラスチック部)と書かれているだけで部品の特定が困難で迷ってしまいます。結論から言えば2枚の樹脂の円板が絶縁部になります。スピーカー端子には取り外せるプラスチック部は何個かあります。せめて絶縁板と書かれていれば部品を特定するのは容易です。ネットワーク基板からスピーカー端子への結線も線もそんなに余裕のある長さではありませんので、結線作業に工夫が必要です。間違っても仰向けにバッフル板を倒してはいけません。ウーハーのエッジが傷つく可能性があります。

価格ですが2本で38500円(税込み)で送料が1500円弱かかりましたので、約4万円ということになります。昨日オーディオ仲間に連絡してセッティングのアドバイスをもらい、今夜部屋の隅に置き、バッフルを内側に振りました。何と想像したよりも遙かに広く、高く奥行きのある音楽空間が生まれました。サイズは小振りですがオーケストラも十分聴けます。クナッパーツブッシュ/ウイーンフィルとジョージ・ロンドンのヴォータンの別れ(ワルキューレ)を聴きましたが、この盤の特徴である、ホルンの朗々たる響きはとても小型スピーカーとは思えないものがあります。ちょっと月並みですが、ヴォルフ・フェラーリの「マドンナの宝石」の第1間奏曲も泣かせます。今夜は番外として、高橋真梨子の「桃色吐息」、五輪真弓の「恋人よ」、大橋純子の「シルエットロマンス」を聴いて、友人と二人で悦に入ってました。おじんくさい年齢がばれてしまいますが、我々の時代は、歌謡曲、ポップスであっても素晴らしい歌がありました。このスピーカーで聴くと、その時代まで引き戻してくれたような錯覚に陥ります。

私自身は5年ほど前の精神的な病気の罹患以来、音楽特にオーディオ的にはほとんど聴くことがありませんでした。聴けなかったのです。ここに来てようやく聴けるようになったことが素直にうれしいです。もともと何でも凝るタイプでしたが、ここ数年意識して「凝る」ことを避け、いい加減にしておりましたが、好調な時の自分が少しずつではありますが戻ってきています。

2007年12月22日 (土)

BBCモニター

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こんばんは。昨日の話題に上げましたBBCのモニタースピーカーKEF社のLS−3/5Aを指向したコイズミ無線のスピーカーキットLS−350をご紹介致します。いつも思うのですが、組み立てる前に落ち着いて写真を撮っておけばいいのですが、いつも後の祭りです。要するに気がつくのが遅いのです。中身をご紹介しなければ完成品を買ったと思われがちです。

それではスペック(仕様)をご紹介致します。おっとその前にBBCとはイギリスの国営放送局です。BBCは自局が使用するモニタースピーカーの仕様を詳細に設定して、イギリスのスピーカーメーカーに作らせていました。メーカーとしてはKEF、スペンドール、クオード、タンノイ、ロジャースなどがありますが、特に有名な小型スピーカーがLS−3/5Aでありました。私がオーディオ入門したてのころ、一種憧れのスピーカーだったわけです。(1970年代初め頃)

インピーダンス 8オーム
周波数特性   46Hz〜23kHz
クロスオーバー 3kHz
耐入力     60W(MAX)
サイズ     305H×190W×160D
重量      4.8kg
箱       密閉式

箱はなかなかいい色をしておりますが、つき板ではなく塩ビです。ツィータはソフトドームです。

箱を開ける時間、材料の員数を確認する時間を含めますと4時間位で組み立てができるでしょうか。配線は半田付けがありませんので簡単ですが、スピーカーの部品名の知識がない方にはおすすめできません。ある程度の知識はやはり必要です。当時のLS−3/5Aですが1本7万円でした。現在スペンドールから大きさも仕様もよく似たスピーカーが出ておりますが、1本105000円します(S3/5R)。

ちなみにキット価格は送料を入れてペア(2本)で約4万円です。今回はお見せできませんでしたが、ネットワーク部品を始めパーツの品位はかなりのものです。

さて肝心の音ですが、昨日紹介しましたように、古きよき時代の一種ノスタルジアを感じさせる音ですが、骨董品くさくはありません。最新の録音にもうまく反応してくれます。総じて打楽器系よりはストリングスヴォーカル、木管系がふくよかな音がします。いわゆるデジタル臭さをうまく中和してくれるような音色です。

以前から何度も紹介しておりますように、私は一応メーカー製のスピーカーは何セットが所有しておりますが、聴くのはいつも自作のスピーカー群だけです。この自作のユニットはすべてフォステクスのFEシリーズで、透明感があり、極めて色づけの少ないのですが、弦楽器系の音は厳しいものがあります。そんな折り、漆原啓子さんと小林道夫さんのバッハのヴァイオリンソナタの音色の芳醇さに驚いたのですが、私のスピーカーではその芳醇さが味わえません。そこで思い出したのがBBCモニターでした。

おとといの夜からエージングしておりますが、日々音はよくなっているようです。音は昨日書いたたとえ話より、うまい表現が見つかりません。レトロではないノスタルジアを感じさせます。

2007年12月11日 (火)

アリオン T−100

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こんばんは。今日は先週中頃から週末にかけて試聴したFASTのアンプ、「アリオン(ALLION) T−100」について書いてみたいと思います。

FASTは出水電器(イズミデンキ)が扱っているアンプのブランドです。いわゆるガレージメーカーですが、駆動力の確かさは定評があり、さんざんアンプ道楽、あるいはアンプ漁りしたオーディオファイルにとって、サハラのオアシスかも知れません。ガレージメーカーですので、オーディオ評論家の村井裕弥さんが、過去ステレオ(音楽之友社)で紹介されたぐらいで、通常のオーディオ店でお目にかかることはまずありません。村井さんの記事はべたほめですが、これをどのくらい信用するかですが、たまたまFASTのホームページをのぞいてみると、新製品ALLIONの貸し出しのテキストが見つかりました。それでメールで貸し出しを依頼した次第です。

ALLIONの前にFASTは超弩級のプリアンプ C−100、及びモノラルパワーアンプM600など(セットで約300万円)があります。このメーカーは他流試合を歓迎しており、何百万もする海外アンプと比較の結果FASTを持って帰りたいというオーディオマニアが多数いたそうです。
中には、持参してきた自分のアンプをそのままドブに捨ててくれと言ったとか、言わないとかの伝説もあります。

ステレオ12月号の村井さんの記事によれば、このC−100、M−600のセットに匹敵する音が出るそうなのですが、それを自分で確かめたくてデモ機を借り出したわけです。

オーディオで大切なのは、入り口(CDプレーヤなど)と出口(スピーカー)ですが、昔はアンプの出力が低かったので、スピーカーは高能率でした。現在はアンプの出力が高いため、能率が80dB付近のスピーカーはたくさん出回っています。ですからいくらいい音色でも、能率が低いスピーカーは、出力の大きいアンプが必要です。変な話ですが、出力と駆動力が比例すればいいのですが、これまた比例しません。この辺がスピーカーとアンプの相性なのですが、その前に、スピーカーは能率だけではなく、ある帯域でインピーダンスが2オームぐらいまで下がってしまうものがあります。これも低インピーダンスに対応するアンプが必要です。

これらのことを踏まえて、スピーカーを鳴らし切るアンプが必要なわけです。

島元様

お世話になります。アリオンですが、本日6日間違いなく届きました。17時頃から試聴を開始し、先ほど一段落いたしました。私のシステムは下記の通りですが、D-55の中低域の厚みが増したように思いました。パワーは十分過ぎるほどで
ボリュームも大音量派の私でも10時まで回せませんでした。私のパワーアンプと比較しても、音楽の熱気が違うような気がします。とても熱いものを感じました。自作のプリと組合わせましたが、さらに左右の広がり、奥行きともゆとりが増し、相性がとてもいいような気がします。パワーがあるのに筐体がほとんど熱くならないも素晴らしい設計だと思います。許される時間をしばらくアリオンで楽しませて頂きます。まずは貴重なデモ機を貸与して頂いたことに感謝致します。有難うございました。

私のシステム

CDプレーヤー  デンオン DCD3500RG
プリ       自作 FET窪田アンプ
パワー      フライングモール DAD−M300pro(2台)
スピーカー    D−55(長岡鉄男 設計)

以上がアリオンに対する私の感想です。尚島元さんは出水電器の社長です。

尚アリオンは346000円当面は直販のみだそうです。

追記
写真の説明ですが、カバーで覆われた部分はトランスが横に寝かされた姿勢で据え付けられています。コンデンサ類の外形は小さいですが、最近流行の容量の大きくないのを「並列」で使用しています。このトランスは700W級の出力にも使用できるらしいですが、当然のことながら、「うなり」は一切ありません。電源部は出川式というそうです。検索で調べれば詳細はわかります。

2月から貸し出し試聴を再開しておりますし、貸し出し機も増やす予定があるそうです。気になる方は貸し出しを依頼されてみてはいかがでしょうか、出水電器のHPに応募(問い合わせ)のフォームがあります。

雑誌でスペックを観ただけで購入したとか、貸し出し機を聴き始めて3分で電話発注したとか、ともかく話題が豊富です。(2008年2月12日 calaf)

追記
一度に書けばいいものを、何か小出ししているみたいですが、アリオンT−100には電源の200V仕様があります。もちろん工場用ではありませんので単相200Vです。200V仕様のアリオンは、100V仕様に比較して、格段の、いや桁違いの差をつけるそうです。そうですと書いたのは私が未聴だからです。

オーディオ界に二つに不思議な現象があります。なにやらもっともらしい理論(すぐには理解しがたい)を構築して、「だから音がよい」。もうひとつは、理由は明確でないが、要するに数値に現れない「音の違い(差)」があるというものです。

普通なら中学生程度の自然科学の知識で「何故音がよくなる」か説明できなければいけないのですが、この「音がよくなる」というのも極めて曖昧な世界です。音の比較をしますと後から聞いた方がよく聞こえるのは、これはもう常識です。ましてや、オーディオでよく使われる(私も使います)音響空間(音場)の奥行き、広がり、高さなど、想像(イメージ)の産物ですが、その感じ方も個人差がほとんどといってもいいくらいです。

ハイエンドといわれるのはコンポ単体で100万円くらいですからシステムで500万円は軽くかかりますが、部屋にもよりますし、聴くソフトによっても大きく変わります。

高価格な装置を持っていても、例えばバッハのフーガが聞き取れない(人間の能力的に)ことが幸せと言えるでしょうか?もっとも知らない方が幸せということが世の中に多くありますが。(2008年2月14日 calaf)

2007年10月30日 (火)

プレクスターCD−Rの修理

こんばんは。またまたへまをやってしまいました。CD-Rドライブのトレイの出し入れが思わしくないので、CRCをトレイのガイドに沿って、トレイを引き出した状態で外から吹き付けました。ところが、いや案の定、トレイがスムーズに動くようになったのですが、肝心のCDを一切認識しなくなりました。

さてその原因は何でしょう?勘のよい方ならおわかりと思いますが、レーザーピックアップの表面にCRCの液滴(霧状)が付着しているので読み取れないのです。

もちろん最初から分かっているのですが、ついパソコンをバラすのがおっくうでこういう馬鹿なことになります。ついでながらCRCは通常、摺動部分に吹き付けてやりますと動きがスムーズになります。サッシのゴマの部分やレールガイド部分に吹き付けるのでおなじみだと思います。ところが必要な部分のみ吹き付けてやらないと今回のような二次災害?がおきます。

ところでピックアップはドライブを分解しなければ(蓋を開ける)掃除できません。通常4本のビスで止めてありますので、これをはずします。このとき封印のシールがあります。このシールをはがすと、保証期間内であっても、保証が受けられなくなります。封印をはずずと、それだけでも、改造を見なされます。要するに蓋をはずすということは、その結果はすべて自己責任といううことになります。

CD-Rドライブの正面のベゼルですが、両サイドと天板と底板にフックするような構造になっています。フックしてるところは四角の穴があります。ここをドライバーなどで押し込めばフックははずれます。ここで注意しておくことがあります。トレイを引き出した状態にしませんと、ベゼルがはずれません。無理矢理はずそうとするとトレイのメカが破損します。それでは、電源をはずした状態でトレイは出し入れできるのか?それができるのです。CD-Rドライブの正面ベゼルに1mm強の穴があります。そこに例えば爪楊枝など差し込みますとトレイのロックがはずれるのです。このロックがはずれますとトレイがわずかに前方にせり出してきます。これを手で引いてやればいいわけです。

このようにベゼルをはずしますと、ピックアップを含むCD-Rドライブのメカニズムが裸の状態になります。あとは目的の作業をするだけです。ピックアップのレンズはエタノールできれいに汚れが取れます。綿棒を使うと作業が楽です。

以上CD−R騒動記でした。今夜は徹夜を覚悟していたのですが、パソコンのばらし、CD−Rドライブの取り出し、CD−Rドライブの分解、掃除、テスト再組み立てで約1時間と少しでできました。徹夜を覚悟していたのですが、ほっとしています。

何かのお役に立てれば幸いです。

ところで、購入のつもりでプレクスターのサイトを見ますと、CD−Rのマスターのようなドライブがプレクスターから出ています「プレミアム2」というらしいのですが、2万円近くします。今ではCD−Rは2000円くらいからありますので、超高いですが、DVDドライブが全盛の今日、恐らく最後のCD−Rになるのではと思います。予想を超えたこだわりのスペックを誇っています。またまた欲しくなりました。

注)CRCはKURE 5−56 錆落とし、潤滑剤

注)ベゼル CD−Rの正面パネルのことです。

最近の写真