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2005年12月31日 (土)

chiakiのピアノレッスン イタリア協奏曲第1楽章

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こんにちは。今日はイタリア協奏曲第1楽章について書きたいと思います。

まず最初に、25小節目のところはノンレガ−トで弾き、27小節目のところは少し休憩するつもりで弾くようにしました。37小節目のところからは3連符にならないように注意しました。トリルは原則として2回入れるようにしました。

48小節目からもノンレガ−トで左手を弾くようにしました。61小節目からは右手の音がとぶところのスタッカ−トの音はあらかじめ鍵盤に指をふれておくように注意して練習しました。

67小節目からもやはり同じく三連符にならないように注意して練習しました。69小節目からは右手をレガ−トで弾くようにしました。85小節目からは両手をノンレガ−トで弾くようにしました。95小節目からのトリルは16分音符が32分音符の三連符にきこえるように練習しました。

このへんは音がとぶし、運指も複雑なのであらかじめ鍵盤に指をふれておくことを頭に入れて練習しました。106小節目からは私の演奏の場合音が汚いので美しい音が出せるように心がけて練習しました。112小節目からのトリルのスピードは速くせずにゆっくりと32分音符の速さで軽く弾くようにしました。もちろん左手はノンレガ−トです。

122小節目からは右手が複雑になるので4分音符のドの音をシの音に切り替える時までのばすように練習しました。133小節目からは左足の弱音ペダルを使用するようにしました。

またトリルが出てきますが、やはりトリルはゆっくりと軽く弾くようにしました。187小節目からの音階もまたノンレガ−トで弾くようにしました。私自身、この曲はとても好きです。曲調や曲の雰囲気が私に合っているからではないのでしょうか。

第1楽章の参考CDはグールド、ミケランジェリ、ブレンデル、ラローチャ、グルダなどですが、グールドのリズム感には本当に感動します。リズミカルなのは左手の音の処理(アーティキュレーション)にあります。これは父からの指摘を待たなくても私でも確認できます。

何気なしにノンレガートで弾いているようにきこえますが、楽譜を見ながら通してききますと見事な設計が浮かび上がってきます。

父によりますと、6歳の私はグールドのイタリア協奏曲には反応するが、他の演奏には反応しなかったそうです。私は父にせがんでほとんど毎日のようにOn the Record(グールドのイタリア協奏曲の録音風景のレーザーディスク)を見ていたそうです。

2005年12月29日 (木)

本年、ありがとうございました。

calafです。娘のchiakiと取り組んで参りました、ピアノレッスンですが、我々にとっては大曲「イタリア協奏曲全楽章」奏破(こんな熟語はありませんが)することができました。chiakiの演奏ですが、来年始めにはデジタル録音をする予定ですので、このブログをご覧の皆様に是非聴いていただきたいと思います。

バッハ     パルティータ第1番からメヌエットとコレンテ
バッハ     パルティータ第2番からシンフォニア
バッハ     フランス組曲第6番からアルマンド
バッハ     イギリス組曲第3番からガヴォット
バッハ     イタリア協奏曲全楽章
バッハ     インヴェンション第13番
バッハ     インヴェンション第8番
バッハ     インヴェンション第2番
バッハ     インヴェンション第15番
ショパン    ノクターン第21番ハ短調遺作
ショパン    ワルツイ短調遺作
ベートーヴェン パイジェルロの主題による変奏曲

を修得しました。

バッハ  イギリス組曲第2番からプレリュード
バッハ  イギリス組曲第2番からサラバンド
バッハ  イギリス組曲第2番からブーレ
バッハ  インヴェンション第3番
ショパン ノクターン第20番嬰ハ短調遺作

は現在取り組んでおります。

先生についているわけではありませんのでchiakiには発表の場がありません。ですから録音してブログの読者の皆様にお聴き頂けたらと思っております。

2005年12月26日 (月)

賢者の贈り物

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今年最高の贈り物を紹介したいと思います。タイトルはオー・ヘンリーの有名な短編小説ですね。これとは全く関係ないのですが、タイトルだけいただきました。

ご紹介したいのはバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータです。演奏はルミニツァ・ペトレという女性ヴァイオリニスト(ルーマニア)です。レコード芸術9月号の海外盤試聴記270ページに音楽評論家の芳岡正樹さんの感想文が載っております。冒頭を紹介しますと「いや、その美しいこと、こんなに楚々として香り高く、ヨーロッパの演奏伝統を確かに感じさせ、洗練されたセンスで、聴き手の胸にすーっと滲みこんでくるバッハが今までにあっただろうか」とあります。

私は評論家はほとんど信用しないのです。ポリーニ、ブレンデル、ブーレーズなら何でも「特選」の評論家を信用しろという方が無理ですが、この文章には嘘がないと思われたのです。

もっとも騙されてもともと、責任は自分にあるのですから。ラ・ヴォーテェ京都の独占的取り扱いなので連絡をしようかな思ったのですが、タワーレコードのサイトでこれを見つけ注文したのですが、入荷が遅れに遅れ3ヶ月待たされました。(最初から3ヶ月かかるといわれていたわけではもちろんありません)。

このCDは自主製作盤なので遅れるのは仕方ないと思っていましたが、これほどとは思いませんでした。我が家に届けられたのが12月23日です。

私の感想ですが、こんなに美しいヴァイオリンは聴いたことがありません。グリュミオーのヴァイオリン、スークのヴァイオリンも美しかったですが、ペトレの音は別世界の音です。ほんとに言葉を話しているように自然で美しい音を出します。

過去、現在の名人・達人のヴァイオリンがペルシャ絨毯ならペトレの音は銀色のシルクの生地=光の当たり具合だけで色彩が変化する・・のように思います。

言葉を思いつく限り考えました、純水、素朴、無垢、純粋等々、とにかく演奏しているのですが、何もしていないように聞こえるのです。

ペトレは重音の弾き方も一種異様なぐらい美しく、ヴァイオリン(特に無伴奏でおなじみの)独特のドラ猫の泣き声も一切ありません。ソナタ第1番のアダージョ、同シシリアーナなんて名人・達人の演奏でも1回聞けば後は聴くことはほとんどありませんでした。退屈なのとドラ猫鳴き声に辟易したからです。

ところがペトレの緩徐楽章は重音が異様に美しいため幻想曲を聴いているような錯覚に陥ります。

演奏は「何も足さない、何も引かない」、こんな野暮な例えがぴったりです。パルティータは舞曲ですので、普通はリズムを強調したりするのですが、一切なし。

聴きようによっては生ぬるい演奏にきこえるかもしれません。

私は、バッハの無伴奏は長らく、ヴァイオリンの聖典と崇められ、精神性が技巧を上回る演奏が受け入れて(半ば強制的に)きたと思います。

しかしもともと技巧的な楽しい曲ではないかと思うのです。このペトレの演奏はを、私の長年の思いを具現化してくれました。そう、神棚のバッハではなく庶民のバッハです。

さて録音ですが、私のD−55でもとても美しくなります。ソナス・ファーベルのストラディヴァリ・オマージュで聴きたくなりました。おそらく卒倒するでしょうね。

ペトレは2006年2月シュトゥトガルト歌劇場のコンサートミストレルとして初来日します。

お勧めの曲は全てですが、パルティータ3番のプレリュードを是非聴いてみて下さい。

2005年12月18日 (日)

chiakiのピアノレッスン イタリア協奏曲第3楽章

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寒いですね。昨日も寒かったですが今日はまた特別寒いです。17日(土)みいさんこと、織田寛子さんのピアノリサイタルを父と聞いてきました。音色がたくさんあって、音が美しくとても感動した1日でした。

さて今回はイタリア協奏曲第3楽章です。始めたのが8月の中頃、通しで弾けるようになったのが11月も終わる頃です。300小節近くありますので、私にとっては初めての大曲です。

父から2声のところはそんなに難しくないから、3声部、4声部のところを左右別々に重点的に部分練習をするようにいわれてその通りにやってきました。結果的にわかったことなのですが、部分練習から全体を通して初めて弾いた時、音楽を奏でる喜びがこみ上げてきました。

父の口癖ですが、「声部が増えるほど美しく弾かなければならない」これを実感しました。技術的には音を保持しながら他の指で弾くとか、素早い替え指とか、跳躍があり、相当苦労しました。右手が2声のところは、最初左手を借りて2声の響きを覚え、改めて右手だけで2声を弾き、更に左手を足して3声部を同時に練習したりしました。

イタリア協奏曲は2段鍵盤を想定して作曲されていますのでpiano、forteの指示が通常の表情記号と意味が違うことを父から聞きました。CDはグールド、ラローチャ、ミケンラジェリを聞きました。グールドは速すぎて参考にならず、ラローチャのテンポが参考になりました。

一番のお気に入りはミケランジェリです。音がとても美しく、音楽の作りは堅固ですが、遊び心があります。聞いていてとても楽しい演奏です。

さて3楽章のテンポですが、プレストで2分音符が132の指定が全音版にあります。これについてはワルター・ゲオルギーが彼の著書「Klavierspielerbuchlein」(邦訳「ピアニストの手帳」ムジカノヴァ)の86ページで2分音符=約100、音楽学者H・ケラーのよると2分音符=96となっています。

暗譜はまだできてませんが2分音符=90くらいで通しで弾いています。まだまだ安定しない部分もありますので練習は続けなければなりませんが、この曲を弾く楽しみは私の中では大きな部分を占めるようになっています。

イタリア協奏曲ですが、残るは第1楽章となりました。12月18日現在では通しで弾けるようになっています。3楽章よりは短いですが、これも苦労しました。第1楽章はまた報告致します。

2005年12月17日 (土)

織田寛子さんのコンサート聴いてきました

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こんばんは、calafです。今日は昼間chiakiと織田寛子さんのピアノを吹田で聴いてきました。感想はズバリプロの音を持っているピアニストのように思いました。

それぞれの時代、作曲家、作品にふさわしい「音」で音楽を創っていました。モーツァルトの「きらきら星変奏曲」は、遊び心が入った楽しい演奏、思い切った変奏毎のテンポ設定、霞んだピアノの音色が効果的でした。

ベートーヴェンの月光は歌の呼吸がとても自然、スケルツォもやや速めのテンポとリズムを強調してなかなかユニーク。3楽章も激情をよく表現されていたように思います。

ショパンのワルツ作品34−3はとてもチャーミング、バラード2番は荒れ狂う場面もなかなか劇的で、しっかりとした内容でした。

展覧会の絵も各曲のコントラストがよく、あっという間に聞き終えてしまいました。

以上大変充実した時間を過ごせました。織田さん、ありがとう。

2005年12月15日 (木)

CD購入大失敗

今まで知らなかった曲の中で「ラウダムス・テ(ミサ曲ハ短調K427)」を紹介しましたが、実はとんでもない間違いで私が紹介したかったのは「ラウダーテ・ドミヌム(ヴェスペレK339)」の方でした。よく確認すればよかったのですが、おかげでミサ曲ハ短調を2枚買ってしまいました。

ミサ曲ハ短調はCDを持っていなかったので、特に損をしたということではないにしても軽率でした。フレミングの歌を聴いたとき、賛美歌のようだなと感じていたのです。要するにミサ曲の曲想ではないとわかっていたのに、ポカミスですね。

ヴェスペレK339の解説はこちらに詳しく書かれていますが「証聖者の盛儀晩課」という邦題です。

モーツァルトはハ長調の名人(フルートとハープのための協奏曲、交響曲第41番「ジュピター」など)ですが、「ラウダーテ・ドミヌム」は前にも紹介したようにホントにいい曲です。

2005年12月13日 (火)

chiakiのピアノレッスン ノクターンハ短調 遺作(ショパン)

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こんにちは、chiakiです。今回はショパンのノクターンハ短調 遺作(21番)です。私の一番苦手なショパンです。いやロマン派音楽そのものが苦手です。父によれば苦手な理由は、「失恋をしていない」ことだそうです。

男性を好きになったことはありますが、もうすぐ22歳になるのですが、恋愛も失恋もありません。もしいじめにあった高校生の時、ボーイフレンドがいたら、鬱になることもなかったと思います。

私の音は硬くて乱暴?(父の言葉)なので、もともとロマン派は弾けないとまで言われたのですが、イタリア協奏曲の第2楽章、パルティータ第2番のシンフォニアのアンダンテでずいぶん父に鍛えられたと思います。

私はショパンは弾きたくなかったのですが、自分の音の改善の為に挑戦しました。右手に12連符、9連符、14連符、5連符などが出てくるのですが、左手とタイミングを合わすのがとても難しかったです。

また合わせることできたと思ったら、長い連符は均一ではなくその中で「うねり」が必要と言われて、頭が痛くなりました。フェルツマンのCDを参考にしましたが、なるほど父の言う通りです。

5小節目に12連符がでてきます。左手が8音符4つですので、12連符を4つに分けて3連符で弾いていますと、それでは12連符で書く意味がないと言われました。

父が弾いてくれましたが、ゆっくり始めて加速してゆっくりになり12連符全体で8分音符4つに合わしています。

モルデントもゆっくりほんのわずかテンポルバートしますが、これも最初はとても苦労しました。音も明確な音と柔らかい(ソフトランディングするような)音も勉強しました。

伴奏も楽譜通り弾いていますと、マーチのようになってしますので、わずかに揺らすことも勉強しました。かなり弾けるようになりましたが、まだぎこちないところがあります。

フェルツマンのように弾けたらいいのですが、まだまだ遙かな存在です。父は全体は弾けないのですが、部分部分では鮮やかに弾きこなします。父をまず超えなくては・・そんな思いで弾き続けています。

2005年12月12日 (月)

ポゴレリッチのイギリス組曲(chiaki)

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chiakiです。いつもなら父が書くのですが、今回は私が書いています。今、イギリス組曲第2番のプレリュードとサラバンドを譜読みしているところですが、参考にということで父が買ってくれました。

ポゴレリッチというピアニストは全然知りませんでした。ショパンコンクールでアルゲリッチが彼の審査をめぐって審査員をボイコットしたとは父から聞きました。

イギリス組曲のことしかわかりませんが、颯爽としたテンポと瞑想するかのような深いテンポがとても印象に残ります。大きな手をしていますが、手首を落として指を曲げて弾いているのにまず驚きました。

黒鍵を弾くときには長い指がスーッとのびて確実にキーを捕らえます。ノンレガートはわずかですが手が上下します。アクセントは10cmくらいの高さから打ち下ろしています。

音が均一で、指は這うような感じで鍵盤上を行き来します。顔の表情はほとんど変えませんが、出てくる音の表情はとても多彩です。2番の組曲プレリュードで、右手の4(薬指)から5の指(小指)に速いテンポで「替え指」するところがあるのですが、スムーズ過ぎて参考にならないくらいです。

今の私には技術レベルが高すぎて、本当の凄さはわかりませんが、とても素敵な演奏でした。

バッハ イギリス組曲第2番 BWV807
バッハ イギリス組曲第3番 BWV808
    以上録音1986年

スカルラッティ ソナタハ長調 K.487
        ソナタホ長調 K.20
        ソナタホ短調 K.98
        ソナタト短調 K.450
        ソナタニ短調 K.1
        ソナタハ長調 K.159

べートーヴェン ピアノソナタ第11番 変ロ長調 作品22
        エリーゼの為に
    以上録音1987年

エリーゼの為にはこれまで聴いた演奏の中では最も感動しました。緩やかなテンポの中に情熱をシルクで包んだような、むき出しにならず、熱いものがこみ上げてきました。

2005年12月 9日 (金)

私の音楽遍歴 その5

前回は「運命の人」との出会いまでを書きました。当時の私は「シャイ」(今の私からは想像もつきませんが)でしたので、声をかけるのは本当に勇気が要りました。多くの例にもれず、私も断られる(最悪の場合、無視されたり相手にされなかったり)ことばかり先に浮かんできたのです。

出会いの会話は映画さながらでしたが、本題からはずれますし、私自身の大切な想い出でもありますので、敢えてご紹介しないでおきます。

さて、交際を始めたのは1歳上の同じ大学の19歳、私は一緒にいるだけで満足だったのですが、入学式の当日、私が弾いた「アルハンブラの想い出」を偶然に聴いていたのです。

「ギターのことを教えて下さい」と請われましたので二つ返事で承知したのです。もちろんこの時、彼女がピアニストだなんてことは全然わかりませんでした。

人にものを教えるということは、様々な準備が必要です。ギターといっても、音楽ですから、楽典、音楽史、ギターの歴史、奏法等々は知っておかなければなりません。

幸い私の場合は、これらのことを少しずつではありますが勉強しておりましたので、ギターを弾き始めて間もないのに何とかなったわけです。

ところが、彼女の家にお邪魔して、彼女の勉強部屋に通されてびっくり仰天。何と「名曲解説全集」(音楽之友社)が全巻並んでいるではありませんか。高校時代、帰りの本屋で立ち読みしたあの本です。

更に隣の部屋にはスタインウェイが鎮座していました。「どうして黙っていたの?」「お話しすればギターを教えてもらえなくなるから」

長くなりますのでこの辺で・・。

2005年12月 5日 (月)

Martin Stadtfeld 第3弾

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こんばんは。今日はこの冬一番の寒さでしたね。昼間の仕事も早く終わり、しかも夜の仕事はお休みで、久方ぶりの時間を満喫しております。

とはいううものの、chiakiのレッスンに2時間少々をとられましたので実質の時間は今からです。先日届いたマルティン・スタットフェルトのモーツァルトの2曲の短調のピアノ協奏曲をご紹介致します。

2曲とも劇的な曲ですが、スタットフェルトは淡々とクールに進めていきます。バッハで見せた輪郭の鮮明なタッチはここもで遺憾なく発揮されて、音楽の見通しがたいへんいいです。

単音の音が美しいのもうれしいです。この曲を初めて聴かれる方にも安心してお勧めできます。サポートしているブルーノ・ヴァイル指揮 NDR交響楽団はリズムが鋭くピリオド楽器的な演奏ですが、なかなかのものです。

スタットフェルトを聴きたい向きには、カデンツァまで待って頂かねばなりませんが、歴史的な大家と比べてなんら遜色ないばかりか、鮮やかな指捌きには驚かれることでしょう。

尚、20番、24番とも第2楽章がせわしなく聞こえるかもしれません。

ソニークラシカル 8287673142 (外盤)
ピアノ マルティン・スタットフェルト
指揮 ブルーノ・ヴァイル NDR交響楽団
録音 2005年6月28−30日 ハンブルグ
価格 1895円 タワーレコード

2ヶ月近く待たされました。尚スタットフェルトは来年3月来日します。

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