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2006年5月31日 (水)

秘密の練習

こんばんは。四方山話を読んでいらっしゃる方はご存じと思いますが、私が、18歳から約1年間ピアノと音楽理論を習った先生から伝授されて秘密の練習がたくさんあります。35年以上も前のお話しですので、情報公開の現在では秘密でも何でもなくなっていると思いますが、そんな中でもユニークな練習がたくさんありました。

私はそれを大切に守ってきました。少なくとも娘以外に教えるつもりはありませんでした。ところがうかつにもemiさんのブログで公開してしまったのです(笑)。

内容は聞いてみれば単純ですが、小学生の時に自分でこの練習方法を思いついた私の先生は偉大とまで言わなくても、極めてユニークな人物だったことは間違いありません。私の先生も私以外に教えておりません。なぜなら私が唯一の生徒だったからです。

秘密の練習は、私の宝物であるばかりではなく、私の青春の思い出でもあります。娘以外には封印しておきたかった。それなら何故?

このブログを初めてから、私たち親子への励ましが多く、また発表会に対しても、遠く東京から、兵庫県の加古川市(加古川なんて知らない人がほとんどでしょう)まで聴きに行きたいと申し出られた方が複数名いらっしゃいます。ブログは不特定多数の方が読みますし、またそれこそ記録(これこそがブログです)に残ります。そんな中で、このような話をされるということは、更に強い励ましを私たち親子に伝えたかったという思いが背景にあったと思うのです。

そんな中のemi先生は生徒(特に子供)に対して、愛情と規律を以てピアノの指導をなさっています。思わず何か支援をと思わずにはいられませんでした。

私が書いた秘密の練習は、何でもないものかもしれません。特に「蝶々」はドレミファソの5音で成り立っており、ラシがありません。私も当時ラシがないのは片手落ちではないかと質問した記憶があります。ところが私の先生は、「確かにそのとおりです。でもポジション移動がないでしょう」またしても私は先生に屈服したのです。「ラシはそれではどうやって?」「適切な課題は自分で探すのです。何もかも先生に頼ってはダメ」とまたまた負けてしまったのです。

2006年5月28日 (日)

上手なアマチュアよりも下手なプロに

こんばんは。calafです。娘chiakiとともに11月の発表会に向けて猛練習?にいそしんでおります。自分が弾くのではないから、指導は比較的楽だと考えていらっしゃる方はいませんでしょうか。結論ですが、自分で弾く方が楽です。

まずレッスンですが、毎日ほぼ1時間半、休日なら3時間はやります。曲の数は大きくまとめれば、4曲ですが、実際には18曲あります。これらの曲の全ての運指、楽想、構造解析に一点の曖昧さも許されません。

ここで「プロではないのだから」と考えられる方も多くいらっしゃるかと思います。確かに間違いではありません。しかしながら私は音符を完全に再現して、初めて演奏といえると考えています。もちろん楽想はそれぞれですが、音符を完全に音にしてこそ、楽想云々を聴衆の皆様に言ってもらえるのではないでしょうか。

「上手なアマチュアよりも下手なプロに」には以上のような思いが込められています。

素人にしては上手いなという程度では発表会はやりません。発表会で、その曲に初めて出会いを持つ人もいます。耳にタコができるほど、その曲を聴いている人もいます。

その両人のために、曲の真価を、新しい発見を、高望みかもしれませんが、そんな思いで毎日指導しています。

2006年5月22日 (月)

リハーサル

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こんにちは、calafです。chiakiの発表会ですが、リハーサルの会場が決定致しました。加古川市民会館の小ホールの予約が取れました。

日時は奇しくも6月19日(月)。午後1時から5時まで使えます。ちょうど5ヶ月前に当たります。市民会館はスタインウエイを備えていますので、是非ここで弾かせてあげたかったのです。

当初はピアノの使用料と最小限の会場(会議室など)を目論んでいましたが、会議室にスタインウェイが入らず、小ホールに決定しました。

市民会館の担当の女性がとても親切で、ホールの現場まで案内して頂き、スタインウェイを弾いてきました。最初の打ち合わせで、スタインウェイが大会議室に入らない、ということで中ホールか大ホールの利用しか選択枝がないのであきらめたのですが、大会議室にセミコンがはいいるかどうか、あきらめる前に確認したのです。

セミコンは大会議室に入ることがわかりました。念のためセミコンのブランドを尋ねたところ、「わからないので現場に行きましょう」と大ホールまで案内して頂きました。確認したところヤマハのCFでしたので少し弾いているうちに、ホール担当者が本日の公演の準備をしていまして、声をかけたところ、「小ホールならスタインウェイは入りますよ」との神様のような声が聞こえました。

「こちらです、確認してください」とスタインウェイの保管庫を開けて頂き、スタインウェイを弾かせて頂きました。担当者の方に、お礼代わりにショパンのノクターン第20番を弾いてきました。

娘のことは打ち合わせの時に話しておりましたので、「ピアノを弾ける素敵なお父様で、うらやましい」と言われ、金額の確認もほどほどに予約してしまいました。ヤマハのアクションもよかったですが、スタインウェイのアクションは更に軽く、しっとりしていて音の輝きは蓋をしていてもわかります。

自分が間違っているとすぐ「ごめんなさい」と謝る素敵な女性の担当者でした。典型的な眼鏡美人です。カワハラさん、今日はありがとう。

2006年5月21日 (日)

私の音楽遍歴 その7

こんばんは。どこまで書いたのか?確か、少ない音符の数で感動的な曲は・・・。ギター曲で「愛のロマンス」という曲があります。1952年の映画「禁じられた遊び」(ルネ・クレマン監督)の主題曲で有名になったのですが、当初スペイン民謡ということだったのですが、アントニオ・ルビーラが作曲したギターのエチュードであることが後にわかりました。ところで他人のそら似なんですが、ブラームスのピアノ協奏曲第1番第1楽章にそっくりな部分があります。

私のピアノの先生(といっても当時19歳)がとても好きな曲の一つでした。彼女はギターが弾けないため、私が替わりによく弾いたのです。私はピアノ及び音楽理論を教えてもらう替わりにギターを教えていました。

二人でピアノとギターの二重奏をよくやりました。クラシックの曲よりもポピュラーな名曲をよくやりました。中でもギリシャ映画「夜霧のしのび逢い」は彼女が編曲して、ギターとピアノが交互に旋律と伴奏を受け持つようになっていたのですが、私が旋律を受け持った時の彼女の潤んだ目は今も忘れられません。3歳頃からクラシック一筋と思っていたのですが意外な一面をかいま見ました。 

音楽の心はクラシック、ポピュラー、ジャンルは問わないのですね。厳しかった(妥協を許さない)レッスンの中でも一番楽しい思い出です。

発表曲のイメージ

こんばんは、chiakiです。11月に発表する曲のイメージを考えなさいということで、今月の最初に父から言われているのですが、ぴったりの言葉が浮かんできません。

「浮かんでこないということは曲のイメージが頭の中でできていないのだ」と厳しく言われました。「一体毎日何を練習しているんだ?」と追い打ちをかけられましたが、父が一つのイメージのヒントとして数曲あげてくれました。ご紹介します。

プレリュード(イギリス組曲第2番)・・推進力・躍動・ダイナミック

アルマンド(イギリス組曲第2番)・・優雅・セレブ

サラバンド(イギリス組曲第2番)・・深遠・深淵

サラバンド(パルティータ第1番)・・慰め

第2楽章(イタリア協奏曲)・・王の悲しみ

なるほどと思いました。音楽は人生経験、それも他の芸術・・文学や美術等々も経験しないとこういうイメージはわかないのですね。

2006年5月17日 (水)

悪魔のサックス

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こんばんは。今回お届けするのはパガニーニの「24のカプリス」ヴァイオリンの演奏ではなく、何とサクスフォーンで吹いています。演奏はRaaf Hekkemaです。

ジャケットは明らかにパガニーニをもじっています。カプリスは無伴奏ヴァイオリンの曲集ですが、和音も出てきますし3声部の曲もあります。和音は本来のサックスの音ではありませんが、何かハーモニックスのような音ですがそれでも出ています。特殊奏法のようです。

音階にしろアルペジオにしろ目の覚めるようなシャープな音です。この曲の中からリストはピアノ用にパガニーニ大練習曲を作曲(編曲)したことは有名ですね。特に24番の主題と変奏はブラームス、ラフマニノフでおなじみのものです。

MDG 619 1379−2

いずれにしてもご自分で聴いて頂く他ありません。信じられないというのが正直な感想です。

2006年5月15日 (月)

グールド ロシアへの旅 CD編

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こんばんはcalafです。以前グールド ロシアへの旅と題したドキュメンタリービデオを紹介しましたが今回はそのCD編です。

CDは2枚組で1枚はモスクワ音楽院での音楽院生の為のレクチャーコンサート、2枚目はレニングラード(現サンクトペテルブルグ)で協奏曲です。

1枚目
ベルク     ピアノソナタ作品1
ヴェーベルン  ピアノ変奏曲作品27
クルシェネク  ピアノソナタ第3番
バッハ     ゴールドベルグ変奏曲から第3変奏、18変奏、24変奏、10変奏、30変奏

2枚目     
バッハ     ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19

指揮 ラディスラフ・スロヴァーク レニングラードフィルハーモニー

現代曲はもともとよくわかりませんが明晰な音と構造をはっきり示す演奏です。ゴールドベルグも若き日のグールドのはつらつとした雰囲気がとても好感がもてます。

私が驚いたのは協奏曲の方です。ピアノ協奏曲としては音が少ない方、それもかなり少ない曲ですが、一音一音のグールドの天才が乗り移っています。恐ろしく緊張を孕んだ演奏です。特にノンレーガーを武器にするリズム感は余人には真似ができないものです。聴いていて身体が震えてきます。

べートーヴェンの方はモーツァルトの協奏曲の名残があるベートーヴェンの青春を思わせる曲作りですが、これまたノンレガートの音階を中心とした曲の運びで、思わず引き込まれてしまいます。

モノラルで音質もよくないのですが、何故かピアニストの意図は異常なまでの刻印されています。

2枚組で1000円弱ですからよい買い物です。なおこのCDは昔メロディアが出ていたものです。

発表会のプログラム その2

こんばんは、chiakiです。発表会の後半はイギリス組曲第2番とシンフォニア(パルティータ第2番)です。先週ですか何かとても発表会のことを意識しすぎて、演奏がバラバラになって父をがっかりさせてしまいました。

バラバラになった原因のひとつは「テンポ」です。自分の実力より速く弾いていたようです。父から練習するようにいわれているのですが、通常弾くテンポの倍の遅さで弾くのです。技術的に不安定なところはやはりつまずきます。遅く弾くのに何故?と思いましたが、指のコントロールは速さに関係ないのですね。

父が大好きなグレン・グールドの本に書いてありました。グールドが極端なテンポで弾けるのは、速く弾くのであれ遅く弾くのであれ、きちんと音楽になる驚異的な指のコントールがあるから・・・

今とても変わった練習に取り組んでいます。楽譜を見ながら弾いているのですが、1小節毎に、イメージで演奏して、それから実際に演奏します。次の小節はまたイメージで演奏、そして実際に演奏するのです。音楽の流れは聴いている人には中断しますが、弾いている方はそうではありません。なかなか明確なイメージがありませんと、この練習は苦痛ですがイメージができてきますと、以前より遙かに弾きやすくなるような感じがします。

最初は1小節毎の交互ですが、2、3と小節を増やし、更にフレーズ毎、曲まるまま・・と進んでいきます。

2006年5月 9日 (火)

伝説の誕生

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2005年はグレン・グールドがバッハの「ゴールドベルグ変奏曲」を録音してから50年になります。今回紹介するCDはその時の録音と同時に録音したがいわゆるアウトテイク(グールドが承諾していない録音)を数曲プラスしてリリースされました。

曲を紹介しましょう。

noteゴールドベルグ変奏曲
noteアリア 第1変奏 第2変奏 第3変奏 第4変奏 第30変奏 ゴット・セイブ・ザ・キング+星条旗よ永遠なれ(アウトテイク)
note第5変奏 第6変奏 第9変奏 第11変奏 第23変奏(アウトテイク 初出)
noteシンフォニア第9番 シンフォニア第8番 シンフォニア第15番(アウトテイク 初出)

ブックレットは80頁に及び(英文)
■不滅の50年(シュテーゲマン)
■アウトテイクについて(シュテーゲマン)
■プロデューサーは語るーハワード・スコットのインタビュー
■最初の宣伝プロフィール
■グレン・グールド この名前は覚えておこうー「ヴォーグ」誌の記事より
■7つ道具ーデビュー盤・プレスリリース(デボラ・イシュロン)
■彼のようなピアニストを知らないー「ワシントンポスト」紙の記事より
■グールド本人によるデビュー盤のライナーノーツ
■「伝説の誕生に寄せて」(宮澤淳一)(日本盤)

以上のような内容になっています。日本語訳はグールド関係の翻訳でおなじみの宮澤淳一さんが担当されています。

この曲をすでにお持ちの方も多いでしょうが添付の冊子はコレクター必須ではないでしょうか。中でもハワード・スコットの発言は非常に興味深いものです。

「・・・ただ、、私がグレンについて実際に書いたことについて聞いてもらいたい。グレンが矛盾のかたまりだったことはまず理解してほしい。おめでたいところもあったが、如才ない人だった。無邪気だが打算的でもあったし、人なつっこいのに冷ややかな態度もみせた。自己中心的だが控え目でもあり、思いやりも示したが非情な面もあった。隠遁者風でいて、とても人なつっこい。そして教えるのが大好きだった。これはわかってほしい。人にも説明を促したし、人をあっと驚かせ、その伝統的な考え方に挑んだ。だからーこれはグレンにしかあてはまらないが(笑い)ー録音された演奏について、なぜそれを認めないのか、(アウトテイクについてスコットは語っている)彼は他人に説明できたはずで、これは素晴らしいことだ。いいかい、グレンはグレン本人が創造した生き物なんだ。彼がグレン・グールドを創造した。そのグレン・グールドを最後まで進化させ続けた。彼は他人に見てもらいたいとおりの自分だけ見せた。それ以外の自分は見せなかった。私が彼の中に見たものも、やはり刺激的な天才だった・・・・」

私の長いグールドの人物探求はひとまず終わりました。私の「天才であるが故に天才を一生演じた・・」は図らずも当たっていたわけです。

2006年5月 8日 (月)

発表会のプログラム その1 パルティータ第1番

こんばんは、chiakiです。先日ですが発表会のことで父とかなりの時間相談しました。発表会の準備はどのようにすればいいのか、当日までのスケジュール等々ですが、父がノートを作って思いついたことを記入していけばよいということで、色々なことを現在書いています。

さて発表会のプログラムですが、全てバッハでパルティータ第1番、イタリア協奏曲、イギリス組曲第2番、シンフォニア(パルティータ第2番)を予定しております。

実のところ現在進行形の曲が数曲あります。不安がないといえば嘘になりますが、発表会の日程を決める前と今では精神的には大きな違いがあります。確かにモチベーションはあがっていますが、今までと違った緊張感があります。

父にいいますと、その緊張感こそが最大の宝ものだよと話してくれました。心の病気が完全に回復していないchiakiには確かに厳しいかもしれないし、ストレスとなって逆に症状がひどくなるかもしれない(私には心の病気だけでなくアトピーというやっかいな病気も持っているのです)

パルティータ第1番は、昨年ピアノを再開後、父が初めて与えてくれたバッハの曲です。「chiakiのピアノレッスン」のきっかけとなった曲です。それを公の場で聴いてもらえるうれしさと緊張感がシーソーのように揺れ動いています。

昨日、お父さんの方がchiakiより緊張しているんじゃない?とたずねたところ、「その通り」といっていました。

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