最近のトラックバック

ブログリンク集

  • みぃさん
    ケルンに留学されたピアニスト。現在奈良県を中心に活躍中です。
  • romani さん
    ギターを愛されながらも、クラシック、特にオペラを中心にライブの感想等をブログで公開されています。
  • DokuOh さん
    ドイツ・オーストリア系の音楽の紹介およびCDの感想等をブログで公開されています。
  • 樹衣子さん
    映画、本(政治、経済、社会、その他)音楽の論評並びに紹介をブログでなさっています。
  • emi さん
    現役のピアノの先生です。ブラームスのクラリネットソナタのCDもリリースされています。
  • calaf
    calaf 自身のホームページです。
  • yuzu さん
    鉛筆画家 yuzu さんのホームブログ。グールドの描画はグールド財団のお墨付き(正真正銘)です。
  • yuzuさん グレン・グールド肖像画集
    鉛筆画家 yuzuさんの新しいブログ
  • 湧々堂(わくわくどう)
    個人でCDショップをなさっています。入手しにくい盤は一度相談されてみてはいかがでしょう。
Powered by Six Apart

« 2006年7月 | メイン | 2006年9月 »

2006年8月30日 (水)

Siloti 忘れられた音楽家

Zru50kce
こんばんは。今日は娘のレッスンがありませんので、少し時間が出来ました。今回は忘れられた作曲家Silotiの楽譜について少し書きたいと思います。

まず写真ですが、白髪の老人はかのリストです。隣の青年がSilotiです。左はもちろん老年のSilotiですね。彼の存在を初めて知ったのは1970年頃です。ちょうど知り合った年上のピアニストが、Siloti編曲のバッハのロ短調のプレリュードを、彼女の家を辞する時に必ず弾いてくれたのです。

この曲はギレリス(エミール)のアンコール曲として有名ですが、原曲はウイリアム・フリーデマンの為のクラヴィア音楽帳の、要するに平均律の第1巻第10番のプレリュードのプレスト部分がない曲であります。

バッハのアルペジオ進行に対し内声の旋律及びロマンティックな和声付けをした曲なのですが、一度聴くと耳について離れません。Silotiは他にもバッハの曲を編曲(編作に近いと思います)しておりますが、従兄弟のラフマニノフとも、またブゾーニとも違う、どちらかというと重くなく、洒落たセンスで編曲しているのです。この人の楽譜を探して30数年になりますが、ようやくそのほとんど入手できることになりました。

尚冒頭の写真はSilotiの評伝が最近アメリカで書かれており、その表紙を拝借しました。英語で書かれておりますが、近いうちにこの本も購入を予定しています。

結婚カンタータ

Pi2epowc
こんばんは。今日はchiakiが、ワークセンターの仲間と甲子園の阪神−中日戦を観戦に行っております。従ってレッスンはなしです。ずっと以前から欲しかったCDでキャスリン・バトルとレヴァイン/シカゴ響の結婚カンタータですが、やっと入手しました。結婚カンタータは古楽器を含めずいぶんたくさん聴きましたが、購入意欲がなかなか湧きませんでした。

それというのもバトルとレヴァインのライブだったと思うのですがかなり以前FMで聴き、バトルの声にはまってしまったからだろうと思います。バッハの結婚カンタータとバトルではミスキャストのよう思われますが、これがなかなかのものです。この曲はオーボエ、フルート等がオブリガート以上にソプラノと重奏するのですが、レイ。スティル(オーボエ)らのシカゴの管楽器の名手のオブリガートが邪魔せず、ぴったりと寄り添い、しかも聴かせるのです。

FMの方はカセットに録音してあり、何度も聴いているつもりでしたが、こうやってCDを聴きますと、この結婚カンタータの魅力は、一人バトルの魅力だけでなく、シカゴ響の管楽器奏者の実力が大いにものをいっている感じです。

おまけのつもりで、ブランデンブルグ協奏曲の第2番、第5番を聴きましたが、リズムの乗りといい、管楽器奏者の実力といい、レヴァインの素敵なテンポと相俟って、こんなに楽しいブランデンブルグは聴いたことがありません。2番のトランペットは名人芸を超えた名人芸で、オーボエとフルートとの競演もお見事としかいいようがありません。なお5番はレヴァインがチェンバロを弾きながら指揮をしています。

またおまけのおまけで、ゴールウェイがフルートを吹く、管弦楽組曲2番も、私は初めて聴く室内オーケストラですが、バッハを軽くドライブしているようにもきこえますが、鮮やかなアンサンブルは聴くも鮮やかです。

ほんとに楽しい1枚でした。

J・S Bach
結婚カンタータ 
ブランデンブルグ協奏曲第2番 BWV1047
ブランデンブルグ協奏曲第5番 BWV1050

ジェームズ・レヴァイン指揮 シカゴ交響楽団
ソプラノ キャスリン・バトル、オーボエ レイ・スティル
トランペット アドルフ・ハーセス、フルート ドナルド・ペック ヴァイオリン サムエル・マガド
1977年録音

J・S Bach
管弦楽組曲第2番 BWV1067

フルート ジェームズ・ゴールウェイ
指揮 Jorg Faerber
Wurttembergisches
Kammerorchester Heilbrown
1991年録音

尚この盤は国内盤でもありますが、輸入盤ですと1000円もしないのです。蛇足ながら、古楽の響きに、ある種の違和感を覚える方には、超お勧めです。

2006年8月27日 (日)

chiakiのピアノレッスン 「この夏の取り組み」

9vyj5alj こんばんは、calafです。この夏のchiakiとのピアノの取り組みをご報告致します。この夏は発表会へ向けて大きな飛躍をと親子ともども考えていたのですが、大きく目算がはずれてしまいました。

今から考えてみると、スタインウェイでのリハーサルがひとつのピークだったようです。リハーサルの後、7月中旬くらいまでは順調に進んでいたようにみえたのですが、ことは大きくはずれました。

結論から先に申し上げますと、同じ曲を継続して練習するのは難しい。これに尽きます。一見新曲に取り組む方が難しいようにみえますが、そうではないようです。非常に下世話な話で申し訳ありませんが、恋愛と結婚の関係に似ているように思われます。要するに結婚してからの方が大切なのですが、維持、発展させるに相当の努力が必要です。

まずパルティータ第1番のプレリュードなのですが、特徴ある主題のモルデントを含む音型を「シドシラシ」から「ドシドシラシ」に変更したのですが、これが思わぬ落とし穴にはまりまして、chiakiが1週間前までは弾けていたように思えたのですが、先日急にミスが多くなりました。音が一つ増えるだけなのですが、こればかなり弾きにくいのです。昨日はこの練習だけで昨日5時間くらい、こればかりやっていました。右手はうまくいくのですが、左手がよくなかったのです。昨日はさすがのchiakiも朝は、落ち込んでいました。

発表会の冒頭の曲で、最も大切な音型です。これが上手く弾けないとなると、後の曲にも影響します。最初の弾き方に戻せばいいと思われるかもしれませんが、一度後の形を聴いてしまいますと、もとには戻せません。

イギリス組曲の第2番のプレリュードでも、今までなかったミスが出ました。

パルティータ第2番のシンフォニアでも左手のトリルが弾けなくなりました。

その他の曲でも今まで弾けておりましたのに急にミスが目立つようになったのです。

技術的な理由もありますが、今回は特にメンタルなことが多かったように思います。chiakiは、精神的な病だけでなく、ストレスからくるアトピー性皮膚炎を罹患しております。ピアノを弾いているときはかゆいのは忘れるらしいのですが、今年の夏は猛暑、しかもクーラーのある部屋では弾いておりませんので、相当辛かったと思います。

本人もかゆいのを弾けない理由にしたくなかったので、ストレスによる緊張感で、指が回らなくなったようです。

今回ご紹介する新曲はバッハのクラヴァイア協奏曲ニ短調です。有名ですよね。この曲は技術練習として積極的に取り組んでいます。私も大変で第2ピアノを練習しなければなりません。

2006年8月21日 (月)

怒りの受け取り拒否

こんばんは。当ブログでは、「楽譜」のカテゴリーを設定しているのですが、適当な話題がなく今まで記事がありませんでした。最初の記事が、こんなことになるなんて考えてもみませんでした。事情はこうです。

chiakiの新しいレパートリーを探さなくては、と以前から考えておりました。バッハでは、所持してないのが、協奏曲ぐらいですので、協演の機会などはおそらくないでしょうが、勉強の為に1番のチェンバロ協奏曲ニ短調を購入しようと東京のA・M(今回は名前を出しません)の通販サイトで、2台のピアノ用の楽譜を見つけました。それとオリジナルではないのですが、ヴァイオリンとチェンバロのソナタ第5番BWV1018ヘ短調のアダージョで、シロティー編曲の楽譜ではなかったのですが、1016から1018までの3曲のアダージョのピアノ編曲版が見つかり両方の購入を決めました。

協奏曲の方は在庫あり、アダージョの方は在庫僅少とあり、いずれにしても、A・Mからの連絡を待っていたのです。

2日たって来たメールは、協奏曲は発送済み、アダージョは海外に予約するかどうか、サイトから決定して欲しいとのことでした。サイトを見ると、アダージョの在庫はまだ「僅少」のままでした。ここで、私の怒りは爆発、発送済みの商品の受け取り拒否を決定、その旨をA・Mに連絡したのです。A・Mの決済は全て代引き便でしたので、お金を払わなければ済みます。

ここでアダージョの在庫が「ゼロ」であるならば私はいささか、強引な商売も仕方ないと思っていました。しかしこれは完全に「詐欺」行為です。

何日かたってお詫びのメールが来ましたが、在庫表示はお店(実売り)と通販サイトでのタイムラグがあるとのことでした。私は揚げ足をとり、タイムラグならば許せるが、3日もたって在庫表示が変わらないのは、タイムラグではないと反論したのです。

システムでの在庫管理(簡単なことです)をご存じの方はわかると思いますが、在庫は仕入れと売り上げと連動しており、少なくとも通販サイトを運営するならば、簡単なシステムで処理できるのです。これをしていないか、できるシステムになっていないわけです。

通販は、送料とか代引きでしたら手数料がかかります。ですから、探ししている商品が一つしかなくても、検索するうちに買ってもいいなと思う商品が見つかれば、経費節約の為、抱き合わせで買うことが、私の場合は結構あります。

通常の商道徳ならば、協奏曲の在庫しかないが、単独で送って構わないか顧客に問い合わせるのがまともな神経です。当然在庫なしの分は予約するのかどうかもその時に顧客に尋ねます。この場合、顧客には、在庫分のみ送付して、あとの分はキャンセル、あるいは予約して、在庫が出来たときに、併せて発送(ものが揃うまで発送を見合わす)してもらうというオプションもあるのです。A・Mの場合はこれらの完全に無視(商売として知らないのならば言語同断のことです)したやり方には、本当に腹が立ちました。

私は参考にタワーレコードの通販システムを送り付けました。A・Mの担当者は改善の余地ありと反省しておりましたので、A・Mにしたのですが、そうでなければ実名をあげています。

今回キャンセルした分は大阪のササヤ書店に問い合わせてみたら、在庫ありと在庫なしの返事。予約、キャンセル、単独発送の是非、入荷後の一括送付などを、私が何も言わなくても問いあわせてきたのです。

A・Mはかつて、私の問い合わせ(インターネットがない時代の時)に音大の先生まで巻き込んで、依頼の楽譜を探してくれたのですが、有名になったので、完全に「殿様商売」になったのですね。

またやってしまいました

Sw50w2fb
こんばんは。またやってしまいました。アルゲリッチのバッハリサイタルがグラモフォンであるのですが、私が所持しているのは、ガレリアシリーズの廉価版(といっても当時2800円しましたが)で、音がまだきつく、買い直しを前から考えていたのです。タワーレコードでは、国内盤しか見あたらず(高い)アマゾンで格安の外盤を見つけました。オリジナルシリーズは、リマスターがLPに近い音がしますので、これを探して見つけたのです。

アマゾンは1枚で済まそうと思うと、「これを買った人がこんなものも併せて購入しています」ということで、同一演奏家の他のアルバムも参考に出ている場合が多いのです。その時に、出ていたのが、スケルツォ第3番(ショパン)で知られるこのジャケット(デビュー盤といわれていますが、実際はそうではありません)です。

素晴らしい表情のジャケットで何度見ても惚れてしまいます。格安でしたので、購入のクリックをしてしまいました。本日商品が届き、リストのソナタロ短調も入っているのか?と不思議そうに眺め、念のため以前から所持している、アルゲリッチのロ短調と比較のため棚から取り出してびっくり、全く同じ!またやってしまいました。

数あるアルゲリッチの写真の中でもっとも好きな写真がこれです。LPがあれば是非購入したいぐらいです。わかる人にわかると思いますので、くどくど説明致しませんが、少なくとも男性なら、何かを感じるはずです。アルゲリッチご本人がよくこのジャケットをOKしたものだと思います。

このジャケットは1961年当時のもので、ショパンコンクール優勝の4年前、何とまだ19歳。曲の感想は私が書くことはありません。世間で書き尽くされていると思います。

曲目は以下の通りです。

■ショパン    スクルツォ第3番嬰ハ短調 作品39
■ブラームス   二つのラプソディー 作品79
■プロコフィエフ トッカータ 作品11
■ラヴェル    水の戯れ
■ショパン    舟歌 嬰ヘ長調 作品60
■リスト     ハンガリアンラプソディー第6番
■リスト     ピアノソナタロ短調

リストのピアノソナタロ短調は1972年の録音で、その他は全て1961年です。ピアノを止めようと思って記念に録音したレコードですが、以後の彼女はご存じの通りです。ショパンコンクールまでに彼女は結婚、離婚を経験しており、ショパンコンクールは離婚の痛手から立ち直る為に受けたとも言われています。意外かもしれませんが、彼女はピアノを止めて普通の家庭の主婦になりたかったそうです。

2006年8月 5日 (土)

幻のコンサート

0w47rli0
こんばんは、calafです。今回は有山麻衣子さんの日本歌曲のコンサートのライブ録音を紹介致します。オーディオファンならインフラノイズというブランドをご存じだと思いますが、今回の録音にはそこの機器及びノウハウをたっぷり使用しているということで、録音を楽しみに購入したのですが。

まずは企画の宇野功芳さんによれば、忘れ去られていく運命にある「小学唱歌」の録音を残すというのが彼のライフワークとのこと。また彼の教え子である、有山麻衣子さんを抜擢し、録音のために、限られた人数だけの聴衆で、採り直しなしの一発勝負のライブ録音ゆえ、「幻のコンサート」のネーミングになったそうです。

さて結果はどうか?録音は恐ろしくクリアで、ソプラノ、ピアノとも、エコーの犠牲になることもなく、本当にすぐ側で演奏しているような錯覚に陥ります。SN比も抜群です。

実は非常に書きにくいのですが、歌唱の方は残念ながら素人の域をを超えていません。有山さんはプロでないから当然ですが、本当はプロを凌駕してほしかった。可憐で透明な美しい声には誰しも納得できるのですが、実に書きにくいですが、fとかクレッシェンドの山場近くになると必ず声が割れるように響く(声量の余裕がない)、また音程も不安定、これはどの曲もそう。また短調と長調の音色とか発声法に変化がなく、歌唱法がのっぺりしている(「花かげ」と「牧場の朝」がその一例)モーツァルトの「春への憧れ」バルバリーナのカヴァティナ(フィガロの結婚)を聴いても、印象は全然変わらず、はっきりいって、下手。確かにいやなヴィヴラートはありませんが。もう二度と聴くことはないと思います。いや、ありました。オーディオ仲間にきかせてあげたいと思います。この歌唱を上手いと彼らは言うかどうか、ワクワクします(不謹慎ですが)。

私の言うことはあまり当てになりませんから、ご注意ください。シュワルツコップ、バーバラ・ボニーの音程がおかしいと言うくらいですから。

最近の写真