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2007年6月24日 (日)

最近の濫読

Bano8crm
こんばんは。今年に入ってから記事が思うように書けておりません。その理由は、娘のピアノのレッスンの挫折です。本当に止めようかと思ったぐらいです。弾けないのであれば、早々と諦めがつくのですが、そうではなく、私の指摘した通りに弾いてくれないのです。弾けないのではなく、弾いてくれないのです。原因は忘却です。このレッスンの挫折については別の記事で書きたいと思いますので、今日は、私の厭戦気分を少しでも和らげるため、ほぼこの1ヶ月に亘って読んだ本をご紹介したいと思います。

実は昨夜、2時間もかかって書いたのですが、ふとした弾みで削除してしまいました。なんとも馬鹿げた、疲れることをしてしまったのですが、今日は仕切直しで書いています。

樹衣子さまのブログで一時、数学の話題がありました。その中で「博士の愛した数式」(小川洋子)のこともその話題のひとつとして取り上げられました。実はこの中にかつての阪神タイガースのエース《江夏豊》の背番号28のことが書かれています。小川洋子は大のタイガースファンでデイリースポーツをお読みの方はよくご存じだろうと思います。

この頃は娘のピアノレッスンは本当に嫌々ながら、それも適当にやっていましたので、精神状態としては最低の時期でした。ですから音楽から離れて、本でも読んで気分を紛らわしかったのです。

ネットで検索しますと江夏関連の本が結構あります。その中から次の3冊を選びました。

baseball「左腕の誇り」 波多野勝=構成 草思社
baseball「牙」 江夏豊とその時代 後藤正治 講談社
baseball「松阪大輔へ」 江夏豊からのメッセージ 江夏豊 中央公論新社 


内容紹介は敢えて今回はしないでおきます。ネットで検索して頂きましたら、書評、内容紹介は見つかると思います。

次に5月末に中古のスタインウェイを弾く機会がありましたので、スタインウェイ関連の本を2冊。

「スタインウェイ戦争」 高木裕・大山真人 洋泉社
「スタインウェイとニュースタインウェイ」 磻田耕治 株式会社 エピック


この2冊については若干の説明がいると思います。

「スタインウェイ戦争」ですが、松尾楽器って会社はご存じでしょうか、かつてはスタインウェイの日本輸入総代理店でしたが、今は一販売店に格下げになっています。スタインウェイの並行輸入の邪魔をする。ニューヨークスタインウェイの輸入を妨害する。松尾が納入したスタインウェイは自分のところの調律師でしか調律させない。まあ、こんなところですが、横暴は他にもたくさんありますが、たった一人で、調律師=高木裕が松尾に挑戦するお話です。

「スタインウェイとニュースタインウェイ」についてはハンブルグ製の最近のスタインウェイとニューヨークのスタインウェイ、古いハンブルグ製との比較検証が主題です。磻田耕治は関西でもっとも有名でユニークな調律師です。冒頭の写真は紙製のスタンドです。この本を直接、磻田さんのところに注文しましたら、直筆のサインとこの美しいスタンドを送って下さいました。

そうこうするうちにずっと以前から読みたいと思っていた「平家物語」 森村誠一 全6巻 (初出は1992年5月から1996年2月まで週間ポストに連載されたものです)が読みたくなり、6月の第1週から、昨日までに読み終わりました。平家物語は私の愛読書の一つで、注釈付きの古典「平家物語」は中学生の頃から読んでいますが、現代人が書いた小説「平家物語」も、また興味が尽きません。

本の中に何かを求めていたのでしょうが、そんなものは見つかるはずもなく、慰めに終始しましたが、楽しい毎日でした。なお森村本の安宅の関(第6巻での富樫左衛門と弁慶の、仏教についての問答は一種異様な迫力がありました。

今日から宮尾本「平家物語」全4巻(宮尾登美子)を読み始めます。


2007年6月19日 (火)

アクセンフェルトのショパンのエチュード

N2ummu_m
こんにちは。久しぶりのエントリーです。最近は音楽を離れてもっぱら読書(このように書くと格好いいですが)ばかりしておりました。理由は、娘のピアノレッスンで、相当悩んでおり、このことは別の記事で報告したいと思いますが、私自身も音楽を聴いているのですが、濫読ならぬ濫聴でしょうか。まともに聴いていることはほとんどなかったのです。それでも書いておかなければいけないCDがでてきました。

それは、以前romaniさまが、ショパンのエチュードの優れた演奏として、ピヒト・アクセンフェルトを挙げていらっしゃったのですが、この盤はその時点では廃盤でしたので、記憶の隅に留めておいたのですが、少し前に、タワーレコードのブランドとしてリリースされましたので、これを聴いてみました。

印象ですが、1回目は、正直に書きますと、あまり「上手くないな」というより、むしろ「下手」に聞こえました。これはよくあることで、聴き方が足りないのですが・・・結論を先に書く前に少し、私の聴き方をご紹介致します。

ショパンのエチュードは、どうしても1曲目作品10−1ハ長調のアルペジオ(分散和音)から聴いてしまいます。これが「ある種の落とし穴」になっているのです。

この曲はテンポが遅いとどうしても「冴えない」演奏に聞こえがちです。手許のパデレフスキー版では速度は四分音符=176になっていますが、アクセンフェルトは四分音符=140(電子メトロで測定)です。

この曲に関しては粒だちのいい音と和音の大きなうねりが表現できればいいのですが、それでもテンポの占める比重は相当あります。

落とし穴と申し上げましたのは、この1曲目ハ長調の印象で全体を推定しまうことなのです。この悪い見本が私です。有名なポリーニの演奏を聴きますと、燦然と輝く切れのいい(やや金属的ながらも)音で大きく和声をうねらせていきます。

しかしながら、やや遅めながら2番イ短調の半音階の粒立ちは見事ですし、黒鍵のエチュードもある種のユーモアも聞こえてきます。8番の重くなりがちな曲ですがテンポが速くないわりには重くありません。9番のダイナミックスも見事です。順に書いていけばいいのですが、特に作品25−2ヘ短調が特に気に入りました。このリズムの微妙なゆれと、ヘ短調の淡い憂愁の移ろいと右手のタッチの均質さには正直驚きました。月並みな表現で言えば、粒の揃った真珠の首飾りこの曲はペダルのかけ方が大変難しいのですが、美しいレガートを表現しながら音の粒の、その輪郭も鮮やかに連なっています。

このCDは全体をエチュードから機械的な要素を極力取り除けばこのような演奏になるのでしょうか、作品25−7など何度聴いても、バラードかショパン晩年のノクターンにしか聞こえません。

以前の私でしたら、最初の2,3曲を聴くだけですぐスイッチを切ったでしょうが、娘のピアノのレッスンをしている現在では、実に多くの示唆に富んだエチュードだと思います。

個人的には、節約された(変な表現ですが)ペダル奏法がとても気に入りました。いつか娘のレッスンをするときが来ましたら、参考にしたいCDでした。

1975年10月11日、12日録音 東京

2007年6月12日 (火)

グレン・グールド肖像画集 リンク追加

こんばんは。「グレン・グールド肖像画集」yuzu様のブログをリンク集に載せました。

鉛筆画でグールドの肖像を追求されています。yuzu様によりますと何かの検索で、しかも違う事柄で、拙ブログが検索にかかったそうです。不思議なことがありますね。

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