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2007年8月27日 (月)

グールドの紙ジャケ80枚セット

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こんばんは。ヨーロッパ輸入ということで、グレン・グールドの紙ジャケ80枚セットが9月25日に発売されることになりました。グールドのCDはダブリどころかトリプルも結構あるのですが、思い切って娘の為に?予約しました。HMVが当初かなりの価格で予約を募っていたのですが、日本のディストリビュータから、予約の制限と価格改定(もちろん値上げ)の通達があったらしいのですが、今回はHMVに拍手を送りたいと思います。当初の価格で予約受付中です。タワーレコードも受付中ですが、価格をよくごらんになって下さいね。宣伝か情報かと言われれば宣伝くさいですが、もちろんHMVから一切の便宜はありません。あればうれしいのですが。

2007年8月26日 (日)

真夏の怪?

Fseo4zxg こんばんは。今日は音楽に少しは関係あるのですが、真夏の怪談みたいなお話です。写真をごらん頂きましょう。上は9月号、下は8月号。上のは誰かわかりますか?答えはグレン・グールドです。下の8月号はカラヤンです。

ごらんになった方はいかがでしょう?上はどう見てもプレトニョフにしか見えません。蝶ネクタイもグールドにはとても不自然。もっとも下がカラヤンですから、最初から似ていないのかもしれません。私は側頭部のヘアスタイルでようやくわかりました。

表紙を取り違えるということはまずありえないでしょう。あれば編集長の首がとぶはずです。


2007年8月23日 (木)

残暑お見舞い申し上げます

こんばんは。本日は8月23日ですが、昨年の今日、娘chiakiの発表会の案内状を作成いたしました。何もかも手探りの昨年は、ほとんどのことをスケジュールを決めて、こなしていきました。長くなりますが昨年の挨拶状を引用します。

残暑 お見舞い申し上げます 

例年になく、暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。夏の高校野球、甲子園大会も暑い日差しよりも更に熱い戦いを見せてくれまして、久しぶりに興奮致しました。
 さて、私事でございますが、娘、千亜希が、来たる11月19日(日)に、ピアノの発表会を持つことになりました。別紙の通り、ご案内申し上げます。公私ともご多忙とは存じますが、ご来場頂ければ幸いです。
 娘、千亜希は当年、22歳になりました。高校2年生の終わり頃、いじめに遭い、相当にひどく神経を患い、大学の入学辞退、専門学校の中途退学、再度の専門学校の受験失敗等、何をやってもうまくいかない日々が続いておりました。
そんな中で、近くの「心のワークセンター」に昨年から通うようになってから、少しずつではありますが、回復してまいりました。ピアノは14歳の時に止めておりましたが、一昨年から練習を再開しました。先生に就きましたが、精神的に不安定のため、レッスンが続かず、ピアノも暗礁に乗りあげてしまったのです。
そんな折り、あるピアノの先生から、私がピアノを娘に指導すれば、という提案を受けました。ここからの紆余曲折は手短にはご説明できませんが、バッハを中心にピアノを指導、この4月に娘の単独のピアノ発表会を開くことを親子ともに決意するに至りました。
先に書きましたように、娘はピアノの先生に就いておりませんので、当然のことながら発表会の場はございません。「何とか発表の場を」という思いが、日々募り、去る6月19日には加古川市民会館小ホールで、リハーサルも済ませております。
 ご参考までに、このリハーサルでの演奏曲は、録音し、インターネット上にアップロードしておりhttp://sound.jp/calaf/ でお聴き頂くことが可能です。また、私たちのレッスンについては以下のブログにて書き留めております。http://blog.kansai.com/calaf 
 
最後になりましたが、この暑さは9月中旬まで、続くように聞いております。ご自愛下さいませ。


以上ですが、昨年よりも娘の病気が好転していないのは、残念ですが、ピアノに取り組む意欲が薄れていないのは、不幸中の幸かもしれません。昨年と違うのは私があまりレッスンをしていないことです。自立させるために、あえてそのようにしているのですが、まだまだ初歩、基本のことを何度も注意しなければなりません。

私が一番のぞんでいるのは、ピアノを上手に弾くことではありません。ピアノを上手に弾くためには、何をどのようにしなければいけないのか、そして練習の結果、何か問題なのか、その問題解決をどのようにするのか等々・・・このような思考回路をはぐくむのが目的です。こちらの方は「道半ば」というより「千里の道も第一歩から」というのが現実です。

その場しのぎ、逃避といった思考回路がここ数年の間にほぼ定着しています。つまり結論をすぐ出そうとする(深く考えるのが嫌というよりできなくなっている)難しそうな問題は避けるあるいは適当にやる。

よくこんな状態でピアノがひけるのが不思議ですが、上の現象は楽譜の譜読みにおいて顕著に表れます。その前に私が何故思考回路云々をピアノに求めるのか、その辺の事情をお話していおかないと、内容がわかりにくいかもしれません。

ピアノを弾くということは、楽譜を音にすることですから、指を動かせば結果はすぐわかります。楽譜が設計図としますと音は製品です。製品を作るためには設計図だけでは生産できません。生産ラインが必要です。この生産ラインが演奏者とピアノです。すこしはしょりますが、計画、実行、チェック、修正のいわゆるPDCAサイクル思考をピアノ演奏で実行してするわけです。もちろん音楽は芸術ですから、精神的領域も大切な項目です・・・が、これも良い製品を作るための一つのファクターとして指導しています。

ピアノのレッスンで、「そこを感じて、歌って」とは昔からの慣用句というより、名(迷)台詞ですが、こんなものはこの言葉だけできるでハズがないのです。ちょっと横道にそれてしましました。

あらためて申し上げますと、私の目的は娘の病気を治すことで、ピアノはその手段です。なぜ、ピアノなのか、書き忘れておりました。娘が一番自己表現できる手段だからです。

それと古い言葉でが、「芸は身を助ける」・・この言葉も大きな救いであります。

追伸 レコード芸術2007年9月号に「グレン・グールド生誕75周年&没後25周年」特集がありましたので、早速読みました。グールドのピアノ調律師=ヴァーン・エドクィストさんの証言がなかなか興味深かったです。書いている内容はカズディンの本で紹介されていることが多かったのですが、グールドのDVD「アルケミスト(錬金術師)」のピアノ調律していた人がエドクィストさんと初めて知りました。同時にこのときのピアノはCBCが保有していた古いスタインウェイで愛用のCD318でなかったことを知りました。(ちなみに、このピアノの音は非常に美しいです。)

青柳いずみこさんのグールドの演奏法の分析はさすがと思わせるものがあります。知っていることばかりですが、やはり同業者(ピアニスト)ならでは分析です。

浜田滋郎さんの新旧のゴールドベルグの比較考察についてはおまけの域を出ていません。個人的には好きな評論家ですが。以上

2007年8月19日 (日)

ユーディナのベートーヴェン

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■ベートーヴェン ピアノソナタ第5番ハ短調 作品10−1
その他12番、14番、16番、17番、22番、27番、28番、32番

こんばんは。前々から紹介しようと思いながら、ついつい先延ばしになったCDがあります。マリア・ユーディナという女流ピアニストはご存じでしょうか。ソロモン・ヴォルコフの問題書「ショスターコヴィチの証言」でモスクワ音楽院でのドミトリの同級生として彼女の記述があったをご記憶の方も多いと思います。

ソ連崩壊以後様々な音源が紹介されていますが、これもその一つだと思います。録音は1950年から1959年のものです。

今回はその一つ、5番のハ短調 作品10−1を紹介致します。この曲はベートーヴェンのピアノソナタ入門曲として19番、20番とともに広く知られるところですが、ユーディナの演奏は文字通りびっくり仰天です。

結論から書きますと、その大胆は音の運びは、他の追随を許しません。音は非常に荒っぽい(しかし汚くはありません)のすが、その圧倒的な構成力は異様なほどです。どうしてこんなに確信に満ちた弾き方ができるのでしょうか。

この曲はベートーヴェンのソナタ形式を理解する上で手頃な曲のはずなのですが、圧倒的な大曲に聞こえてしまうのです。

牧歌的なはずの第2楽章のアダージョも壮絶です。

何もかも常識の枠を大きくはみ出している演奏とはこのような演奏なのかもしれません。他の曲もしかり、十把一絡げにはできませんので、別の機会を設けることにします。

2007年8月17日 (金)

内田光子のハンマークラヴィア

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■ ベートーヴェン ピアノソナタ第28番 イ長調
  作品101
■ ベートーヴェン ピアノソナタ第29番 変ロ長調
  作品106「ハンマークラヴィア」

■ 録音2007年4月28日から5月2日

■ PHLIPS 475 8662

こんばんは。毎日本当に暑いですね。私のところのパソコン部屋はエアコンがありませんので、扇風機だけ。本当に暑いです。こんな暑い時期にベートーヴェンのCDでは、火に油を注ぐような感じですが、内田光子の演奏はきわめて知と情のバランスがとれていて、むしろどちらかといえばクール。

 まずは作品101の28番の第1楽章から順を追って・・・書くつもりでしたが、やめました。私の印象は極めて短い言葉しか浮かんでこなかったのです。多言を費やせばそれだけ自分の言葉を脚色することになりかねません。

印象はこうです。美しい、実に美しいピアノの音だ。バックハウス、アラウの仲間入りか?

これだけでわかる人にはわかるだろうと思います。

私はもともと、具体的な部分を指摘して、ここが、こうだから、すばらしい・・・なんて書くことはもともと苦手です。バックハウスを好きになったのは、そのどんな大きな音で弾いても濁らない低音でした。テンポが時々走るのは今持って好きではありませんが、音の魅力は抗しがたいものがあります。

吉田秀和などはさすがにプロの音楽評論家(自身かなりピアノが弾けるはずです)で、バックハウスの、低音の音色の豊かさを他のピアニストにはない特徴として賞賛しておりました。

内田光子の音は録音はやや遠いものの、音の美しさは格別であと、私が望むとすれば、大音量時の音色です。しかしこれとても、時間の問題と思われます。

そもそも内田光子を追っかけてたのが、ショパンコンクール第2位(1970年。1位はギャリック・オールソン)の時。追っかけてもう40年近くなるが、定評のあるモーツァルト、賞をもらったドビューッシーはいずれも好きになれず、シューベルトあたりから、ようやく追っかけの効果が出てきたかな?というところでした。特にシューベルトの楽興の時第3番は絶品で、音とその間合いにはうなりました。

ある雑誌(レコード芸術でしたか)今猛烈にベートーヴェンを弾きたいと言っておりましたが、期せずして、30番、31番、32番がリリースされました。私には31番の嘆きの歌が再びもどってくるところ以外、完璧な演奏のように思えました。

この28番、29番はどの楽章から聴いても、その美しい音はたっぷりと聞くことができます。

1948年生まれの彼女は来年60歳、この年になっても(失礼!)年々歳々技術が向上しているように思います。

この後録音が控えているかどうかわかりませんが、50代の記念碑的録音だと思います。

2007年8月13日 (月)

娘に贈る言葉〜パルティータ第6番を練習するにあたって

こんばんは。ブログも滞り始めるといくらでもさぼってしまいますね。テーマはたくさんあるのですが、言葉が出てきません。私がもっとも注意していますのは、わかりやすい平易な言葉で記事を書くということなのですが、それがなかなか出てきません。

 ここ1週間ほどのことですが、バッハのパルティータ第6番全曲の譜読みがほぼ終わりました。指の動きだけで、音量とか構成とか、まだまだやることはたくさんありますが、曲をおおざっぱに把握することは、当初の目的を達成しました。

この曲を選定したときから感じていたのですが、どうも娘には(選んだ私もそうですが)この6番は畏れ多い感じがしていました。私はパルティータは全部好きですが、一種の憧れと尊敬の思いがこの6番にはあります。

 以上なような訳で、娘chiakiには、この私の6番に対する思いを、レッスンの前に言葉で伝えたいと思いました。以下の拙文が、私のパルティータ第6番ホ短調に対する思いです。おつきあい頂ければ幸せです。

 chiakiに贈る言葉

私がもし、娘のピアノの指導について誇れるものがあるとするならば、それは日々のレッスンではなくJ.S.Bachの作品、なかんずく、パルティータ第6番の存在を知らしめたことだろう。バッハの鍵盤作品の中でも宝石中の宝石「第6番ホ短調」。これを弾くことができる幸せは何ものにもかえがたい。宝石を身につけなくても、いつもその音楽が心の中で輝いているのだ。

パルティータ第6番ホ短調を初めて練習するにあたって−父よりchiakiへ

以上を自筆で書き、娘に渡したところ、ピアノの譜面台に貼り付けていました。思いがどれだけ伝わるかわかりませんでしたが、少しは伝わったようです。

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