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2008年5月29日 (木)

chiakiのピアノレッスン バッハの小プレリュード

こんばんは。chiakiのピアノレッスンです。前にもお伝えしましたように、再開後のピアノはパルティータなどの上級の曲はやりません。ずっと以前からやりたい、やらせたいと思っていた曲がバッハにはたくさんあります。小前奏曲とフゲッタ(小フーガ)です。

以下は6つの小前奏曲の第1番ですMsoqpiop

一見何のことはない易しい楽譜ですが、装飾音がなかなか骨がおれます。これをCDなどを聴かずに自分の思うとおりに弾いてみてください。そして何日か弾いてみたあと以下のグールドのCDを聴いてみてください。
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このCDはグールドのCDのなかでも傑作の部類にはいります。まずグールドのこれらの曲に対する姿勢ですが、真摯なものがあり、使い古された例え話「ライオンはいかに弱い相手であっても全力で戦う」を想起させます。これがモーツァルトで人をおちょくった同一人物とはとても思えません。

極端にいえばグールドがバッハで見せるテクニックはこのCDにほとんど含まれているのです。

オリジナルは「リトル バッハ ブック」でジャケットは少年時代のグールドがピアノを弾いている写真です。

バッハが嫌い、あるいは苦手な子供さんに是非聴かせたいCDであり、曲集でもあります。

商習慣

こんばんは。パソコンを使っていて便利なことも多いでが、その中でも通販は私のように田舎の住人にとって重宝この上ないです。ところが、先週ですが、あるネットショップにオーディオ関連部品の見積もりを依頼したのですが、入金してからの納期が3週間から4週間もかかるのです

これは商習慣としておかしいのではないかとネットショップの担当者とメールでやりとり致しました。

calaf
見積もり連絡ありがとうございます。依頼した商品がすべて海外製品ですので納期がかかるのはわかります。しかし振り込み確認後の手配とは恐れ入りました。普通の商習慣なら振り込み後の商品発送というのが通常でしょう。私は在庫品を購入したいのであって、取り次ぎを依頼しているわけではありません。通信販売ですので個人の信用情報の問題もあります。仕入れたのに注文をキャンセルされたのではたまりませんからね。いずれにしましても今回は振り込みは致しません。在庫がそろった時点で改めてご連絡頂ければ、価格確認の上振り込みさせて頂きます。

ネットショップ
 平素は格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます。
お問合せ頂いた件につきまして、こちらの商品を事前に取寄せることは可能なのですが、お振込みを頂いていない状態ですと、ご注文が確定とはならない為、入荷をお待ち頂いている間に、他のお客様からご注文・ご入金を頂いた場合、優先的にそのお客様分として商品が確保されてしまい、calaf様分の商品が確保できない可能性があります。他の支払方法となりますが、代金引換でのご注文の場合は、ご注文依頼をお受けした時点で注文確定となり、calaf様ご注文分の商品としてお取寄せを行います。お支払いに関しても、商品をお届けの際にお支払いとなりますので、ご検討頂ければ幸いです。代金引換にてご注文を希望される場合は、お手数ですが再度ご連絡を頂ければと思います。宜しくお願い申し上げます。


calaf
上記(太字部分)のようなことは一般の商習慣として常識的にはあり得ません。入荷しました。○○日までにご送金ください。送金がありませんと他のお客様への販売もありえます。このようなやりとりがあるはずです。先に手配をした顧客の分を他の顧客に回すことなど上記以外あり得ないはずです。確かに通信販売の場合顧客の信用情報が最大の問題ではありますが。

ネットショップ
 平素は格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます。
ご指摘を頂いた件につきましては、弊社では通常、ご入金を頂いたお客様より順に発送させていただいております。しかしながら、今回、お客様がご注文されている商品は弊社が代理店を努めるZaollaブランドであり、なおかつ、弊社が通常、在庫を保持するべき商品でございます。それ故、現時点にては既に商品は発注済みであり、もうじき入荷することと思います。銀行振込の場合は、弊社でご入金を確認させて頂いた時点でご注文確定となりますので、商品が入荷した時点で連絡を差し上げますので、大変恐れ入りますが、その時点でご入金して頂ければ、すぐに発送することができます。


最終的にはネットショップの担当者さんは私の考えが理解して頂いたのですが、それにしてもこんなことが普通にまかり通っているのでしょうか。

ネットショップで一番腹が立つのは、写真で商品を掲げながら、売り切れ表示の多いこと、多いこと!特に楽天では頻発しています。常識では「品切れ入荷待ち」あるいは「品切れにつき予約をお願い致します」とかを表示するものです。これはあきらかに「まき餌」で、最初から商品が極端に少ない場合がほとんどです。楽天の本部がそのように店子に推奨しているのです。デパートに行って買い物をしてごらんなさい。このようなふとどきなことはないはずです。在庫がないものを何故表示するのか?メールマガジンの配信でネットショップのページをすぐクリックしたのにもう売り切れ、こんな場面を経験されたかたは多いと思います。最初から「ない」かあっても極端に少ないのです。

送料についても書きたいことがあるのですが、これはまた次の機会に譲ります。

2008年5月26日 (月)

巨匠たちのラストコンサート

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こんばんは。しばらくぶりで本の紹介です。前に「カラヤン帝国興亡史」をものにした中川右介の本です。その名も「巨匠たちのラストコンサート」です。

ここで選ばれている巨匠(マエストロ)は以下の通りです。

■トスカニーニ カラヤン バーンスタイン フルトヴェングラー クライバー(以上指揮者 項目順)

■リパッティ グールド(ピアニスト)

■カラス(歌手)

■ロストロポーヴィチ(チェリスト、指揮者)


以上の8名です。

ラストコンサートとタイトルは付いていますが、いきなりラストコンサートを展開したのでは初めて読む人(特に以上の音楽家をまったく知らない人)には何のことかさっぱりわかりません。そこは編集のプロたる中川右介は簡明に略歴などを紹介、一気にラストコンサートの周辺まで話を導き、核心に触れていきます。

私が最も興味を持って読んだのが最後のロストロポーヴィチの章でした。ここはいきなり中川右介の祖父が日本共産党の創設メンバーであることを披露するところから始まり、自身の出自まで語り始めるのです。これがロストロポーヴィチとどうのような関係があるのか?この冒頭の疑問が伏線となってロストロポーヴィチと旧ソ連の関係を導くのです。

この章ではモスクワ音楽院の新入生バシュメット(ユーリー 有名なヴィオラ奏者)がモスクワ音楽院の廊下で3人の教授に挨拶するくだりがあります。ここの3者3様の行動がとても興味深いものでした。そのまま紹介したのでは面白くありませんのでクイズ形式にします。

1)ええ・・と君は誰だったかな?(バシュメットは自己紹介する)がんばってください。もし興味があるのなら私の授業を見学に来てください。いつでも歓迎ですよ。

2)その人は振り返ってそこにいるのが見知らぬ学生と見て取るとそのまま歩き去った。

3)「こんにちは」(バシュメット)「おお君か!友よ!」といってバシュメットを抱きしめる。


さておわかりですか?3人の教授とはオイストラフ、コーガン、そしてロストロポーヴィチです。雰囲気的に誰だかもうおわかりですね。1)はオイストラフ、2)はコーガンです。

この3者3様は家康、信長、秀吉が思い浮かびました。まったく関係ないですが。

ラストコンサートにまつわるCD。レコード果ては海賊盤にまで話がつっこまれていますので、レパートリー的にも得るところは多いと思います。

グールド、リパッティに関しては残念ながら私には新しい発見はありませんでした。

最後にトスカニーニは私には最も興味のない指揮者ですが、この章を読むと1曲ぐらいは聴いてみようかなと思うぐらい泣かせる話がふんだんに出てきます。



2008年5月23日 (金)

半田付けの補助道具

こんばんは。半田付けの道具ですが、実は肝心のものを忘れておりました。ピンケーブル、バランスケーブルなどCDとプリアンプ、あるいはプリアンプとパワーアンプを接続するコードをインターコネクトケーブルと言います。

今回はキャノンコネクタケーブル(一般的にバランスケーブル)を製作するのですから当然ケーブルが必要です。ケーブル処理は大きく分けて3種類あります。ケーブルのカット(必要な長さに切断)、被覆のはがし(1)、被覆のはがし(2)です。被覆のはがし(1)は中の芯線を出すための外側のシース(鞘)のはがしです。被覆のはがし(2)は芯線も被覆がありますから、この被覆をはがして導線を剥き出しにするものです。
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左から順にラジオペンチ、ワイヤーカッター、ニッパー、ワイヤーストリッパーです。

■ラジオペンチは説明の必要はないでしょう。

■ワイヤーカッターは文字通りコードを切断するものです。外径20mm程度のコードはいとも簡単に切断できます。間違っても指を挟むことがないように。簡単に切断されてしまいます。

■ニッパーは芯線を切断あるいは芯線の被覆を剥がすのに使います。写真のニッパーは刃の部分に穴が2つ開いています。この穴の径まで切断(これ以上刃が進まない)つまり被覆だけ切断して芯線に沿ってずらしますと被覆だけ抜き取ることができます。もっとも慣れてくれば芯線の被覆の周りを何回(2,3回)かに分けて手加減すれば同じように芯線の被覆を剥ぐことができます。この手加減が難しく最初は芯ごとあるいは芯の一部(大部分)一緒に剥がしてしまうことうけあいです。最初からできる人はいませんので、これは本当に失敗していくらの世界です。1mのコードが70〜80cmになるのは当たり前の世界です(初心者の方にとって)。

特に先日紹介した電話線などは本当に細いですので、カッターなどで被覆の周囲に刃を入れて(芯線で刃が止まります)ラジオペンチで被覆を剥がす方が確実です。コードの一番外側の被覆(シース)も最初はカッターの使用をおすすめします。力加減は説明のしようがありません。これも試行錯誤です。これらは電線の端末処理と一般的にいわれています。

端末処理は今までやったことがない人も多いのでないでしょうか。人間が他の動物と違う大きな理由のひとつに道具を使うことがあげられますが、まさしくこれらの道具を使えばあとは力加減だけなのです。

■ワイヤストリッパーは文字通りワイヤーを裸にする道具です。いい名前ですね(笑)所定の位置にワイヤストリッパーを当てて切断すれば中の導線を残して剥がしたい被覆の長さ分だけ自動で剥がしてくれます。これは動きを実際見たことがありませんと想像しにくいですが、原理は芯線の外寸まで(被覆分のみ)切断した直後カッターの頭の部分がバネで外側(逆ハの字)に開きますのでそのときに被覆を伴いますので導線から鞘を抜き出すように動くわけです。その動作は見事なものです。この作業を一度覚えますと何度もしたくなります。道具の名前と関係ありますが、非常に不謹慎ですが女性の身ぐるみを剥がすような快感があります。(女性は読まないでね)この道具は練習はいりません。芯線の線径を間違えないで所定の穴に当てがえば後は手元を握るだけです。

これらの道具ですが「富士矢」、「HOZAN(ホーザン)」製のものを使えばまず間違いありません。ちなみにエレキおよびエレクトロニクスの技術者はほとんどこれらのメーカーのものを所有しているはずです。そろえれば1万円はすぐに超えますが仕事で使うのならともかく趣味で使う程度では一生ものだと考えてまちがいありません。

ここで警告です。「下手の道具しらべ」には絶対ならないでください。道具のカタログを見ておりますと本当にみんな欲しくなります。なお近くのホームセンターでは富士矢はともかくホーザンは恐らく見かけないと思います。電工屋さん電気配線関係の材料屋さんにいかないかもしれません。もちろん東京は秋葉原、大阪は日本橋、あるいはムサシなどの大型ホームセンターには間違いなくあります。

ケーブルのシースや被覆など用語がわかりにくいとおもいますので写真を載せておきます。
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左から2芯ケーブルの全体、中が芯線の被覆、右がケーブル全体の被覆(シース)です。全部カッターで処理しました。あまりいい仕事ではありませんが、この写真用に急遽作業したものです。
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最後に■バイスを紹介します。物を固定する道具です。万力ともいいます。写真の赤い部分は固定する物を傷つけることなく挟み込みするために人工皮革でカバーしています。半田付けの場合は対象物が二つ、半田線、半田コテの4つのものを手で操作しなければなりません。手は2つしかありませんの残り二つは固定しておきませんと半田付け作業ができません。今回のキャノンコネクターの場合ですが、キャノン端子をバイスに固定して左手で半田線とケーブルを持ち、右手で半田コテを持って半田付けしました。左手の分担ですが、ケーブルは小指と薬指に挟み、半田線は親指と人差し指で挟みました。理由はケーブルは端子に固定、半田線は動かす必要があるからです。軽業みたいですがこれも数をこなせばできるようになります。半田線を口にくわえて作業する人もいますが、これは非常に危険ですので初心者は止めた方が無難です。洗濯ばさみなどを使ってケーブルを端子に固定するなどの方法もあります。要するに頭は生きている間に使わなければならないのです。

写真のバイスですが、大きく見えますがヘッドにの部分(赤い部分の幅)が4cmですので、軽作業用です。このバイスで固定して電動ドリルなどを使用しますと締め付けトルクが不足して固定対象物が飛ぶ恐れがあります。電動工具での作業用には絶対に使わないでください。

最後に半田コテはともかく残りはすべてカッターでワイヤーの端末処理は可能です。固定も大型のクリップがあれば可能です(幅が5cmくらいのクリップ)但しクリップを動かないようにする工夫が必要です。私も今回の作業はバイスを使わずに半田線のリールを立ててその穴に端子をつっこみ端子を固定しました。リールの穴が大きかったので、布でつめものをして固定しました。ただ慎重に作業しませんとリールがひっくり返る可能性がありますので、神経は使いましたが。通常はバイスの使用をおすすめします。

2008年5月22日 (木)

半田付けの道具

こんばんは。キャノン端子の半田付けについて先日記事を書きました。その中で半田付けの道具については言及できませんでしたのでここで補足したいと思います。半田付けには半田と半田コテが必要ですがそのほかあった方がいい道具を紹介します。

まず半田ですがご存じのように鉛と錫(スズ)の合金です。金属と金属と接着する「のり」の役目をします。
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上のは日本アルミットのKR−19という産業用の糸半田です。線径は0.65mmです。20年近く前に会社で資材購入の担当をしていた時にサンプルで頂いたものです。サンプルですから最初から巻数がすくなく現在までに10mも使っていないと思います。写真分あれば私が使う機会からすれば一生使えるのではと思います。
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上の写真は半田コテです。ピストル型で20Wと130Wがボタンで切り替えができます。これも20年くらい使用しています。
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これは半田コテスタンドです。台の中の黄色い部分は海綿です。水を含ませて使います。熱した半田コテは半田と半田に含まれるフラックス(接着促進材)で汚れますので、海綿に半田コテの尖端をつけて温度を下げるわけです。尖端の半田等がきれいにとれます。半田スタンドですが、休止中の半田コテのコテ部分を中につっこんでおきます。スタンドの渦巻き部分には絶対に触れないことです。大やけどをします。別にスタンドはなくてもいいものですが、やけどと火災予防には絶対あった方がいいと思います。家庭で使う場合は絶対小さい子供さんの近くで作業をしないことです。それと長時間使わない時は半田コテのコンセントを差し込みから必ず抜いておくことです。やけどと火災は常にすぐそばにあることを肝に銘じて作業をしてください。私はベッドの脇でスタンドが妙に熱いのが気付くのに2週間かかっています。コンセントに半田コテを差し込んだままスタンドにつっこんでいたのです。もしスタンドからコテが抜けていたら、家は恐らく火事になっていたと思います。ですから普段の保管も電源コンセントが近くにない場所でなおかつ目に付く場所に置いています。コードを束ねているのもコンセントに差し込みにくくするためです。

半田コテは白光金属(ハッコウ)のを使えば安心です。あらゆる半田コテとその周辺機器がそろっています。



キャノン端子コードの製作 (補足)

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こんばんは。先日、キャノン端子コードの製作記事でホット、コールド、シールドの3端子の説明をしました。説明したのはいいのですが、123番の説明が内側から見た番号で説明したようです。外部で見た番号は上の図のとおりです。何故内側からしたかといいますと半田付けするのは内側だからです。番号を間違えると致命傷になります。

ちなみにインプットはメスでアウトプットはオスです。

なおアキュフェーズでは、インバート(−)ノンインバート(+)で表現されていてこれは文字通り位相を反転、無反転という意味ですが、技術的な意味はわかるのですが、少なくとも規格としてホット、コールド、シールド(GND)(GNDはground=アース)という名前があるのですから、括弧書きでもいいですから、共通語を使って欲しかったです。ちなみにインバートはコールド、ノンインバートはホット。

以前関西に自社のスピーカーのデモに来たソニーの技術者から「少なくと録音・音響に携わるプロと称している人たちでアキュフェーズのアンプを使用している人はいない」断言されたのには驚きましたが、こういうところがアマチュア?だと言われるゆえんでしょうか。

ちなみにアキュフェーズはその昔ケンソニックといっていました。トリオ(今のケンウッド)は春日三兄弟が創設者ですが春日二郎さんが出原真澄(トリオの技術重役)と新たに起こしたのがケンソニックでした。

chiakiのピアノレッスン プレリュード(平均律第1巻第1番ハ長調)

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こんばんは。昨夜記事にしましたプレリュードですが、その中でシェンクの名前が出ました。注意書きも何もしないですませてしまいました。どうも自分だけわかったつもりになっていけません。まず上の楽譜をご覧ください。該当部分の上に[  ]で囲んである部分がシェンクが付加した部分です。

完成度の高いバッハの作品に修正ではなく付加するということは並大抵の音楽家ではなさそうです。ヨハン・バプティスツト・シェンクは1753−1836年ウイーンで活躍した作曲家で代表作はオペラ「村の床屋」で交響曲なども10曲書いています。しかし私たちがもっともよく知っていることは「ベートーヴェンの先生」であったことでしょう。ボンからウイーンに出てきたルートヴィッヒ青年(ベートヴェンのことです)はハイドンに師事したのですが、ハイドンはあまり面倒をみてくれませんでしたので、ハイドンに内緒で師事したのシェンクでした。

実は初対面のベートーヴェンの即興演奏についてのシェンクの言葉が残されているのですが、長いので今回は割愛させて頂きます。

この部分(シェンクの追加音符)の私の印象ですが、控えめな追加ではありますが、極めて効果的だと思っています。

さてこの曲の演奏ですが、私が好きなのは、グールドでもなくリヒテルでもありません。バルヒャのEMIの録音(古い方の録音)がもっとも格調が高くかつ清流のせせらぎを思わせるほどです。

2008年5月21日 (水)

chiakiのピアノレッスン 復帰第1回

こんばんは。昨夜娘のピアノ復帰をご報告致しましたが、今夜は復帰第1回目のピアノレッスンです。レッスン曲目は

■バッハ 平均律クラヴァイア曲集第1巻からハ長調プレリュードです。

復帰第1曲はこの曲に決めていました。第1歩にふさわしい曲だとおもいませんか。この曲は私calafが初めて弾いたバッハの曲です。

全く同一パターンのアルペジオですが、こんな曲はまず和声の動きに注目しますとたいへん弾きやすくなります。アルペジオを和音に戻して弾くわけですよね。今回使った楽譜はしシェンクが1小節追加した楽譜です。ソナチネアルバム第1巻に掲載されています。

注意事項はあらかじめ鍵盤にすべての指を接触させ弾く時に指を押し込む・・というものです。次にアルペジオの連続ではついついブレス(息つぎ)を忘れやすいものですが、幸いこの曲はグノーがオブリガートの旋律をつけていますので(有名なアヴェ・マリアですね)私が歌いました。歌は結構得意なのですよ。歌に合わせますと息継ぎの場所が大変よくわかります。フレーズの大きな変わり目にほんの少しritというよりテンポルバートすることによって曲のラインが出てきます。

うらやましい話ですが、娘はこの曲を16年前に弾いていますが今日はそれ以来実質初見ですが、表現はともかく最後まで間違わず弾きました。難しい曲が弾けるようになると易しい曲は初見でも弾けるようになるのですね。

今夜のレッスンはとても楽しいとの娘の感想でした。

2008年5月20日 (火)

chiakiのピアノ復帰

こんばんは。今日は私にとって最大の懸案事項であり、かつうれしい(私にとって)ニュースをご報告致します。娘のchiakiがピアノへの復帰を私に宣言(ややオーバーですが)しました。2月にピアノをもう弾かないと言われた時は、私はもう完全にあきらめていましたので、ピアノをレッスンしない余った時間をオーディオの時間に当てようと思っていた矢先のことです。

自分なりにこの3ヶ月半近くずっと何故ピアノを弾きたく無いのか考えていたようです。復帰の理由を尋ねると、「発表会が大きなストレスになっていたように思う」と言いました。5月にはいってから「知るを楽しむ」でグールドをずっと見てきましたので、やっぱりグールドのおかげだと思います。幼いながらもピアノを猛練習する意志を固めたのもグールドのLD(レーザーディスク)でした。

それとゴールドベルグ変奏曲を途中でほったらかしたのでは一生悔いが残るとも言いました。私も発表会は本人がどうしてもやりたいと言えば別ですが、多くの方に聴いて頂くには録音、ビデオなどがありますし、発表会へのこだわりはもうありません。

ご心配をおかけいたしました。またchiakiのブログを見てやってください。

2008年5月19日 (月)

キャノン端子コードの製作

こんばんは。昨日、今日とキャノン端子コードを自作しました。どうでもいいことですが、私のブログのベストテンの中に「ヘッドフォンの修理」と「私の誕生日」というのがあります。前者はヘッドフォンプラグの配線修理、後者はピンケーブルの製作記事です。

今回は必要に迫られて、キャノン端子コードの製作をやって見ました。材料ですが下記の通りです。

■キャノンプラグ(オス)(ITT CANON製) 2個
■キャノンプラグ(メス)(ITT CANON製) 2個
■線材 銅単線(スズメッキコート)80cm 6本

線材ですが被覆の径が0.8mmぐらいですから銅線は0.2mmぐらいだと思われます。元は産業用の電話線です。

作り方ですが、その前にキャノン端子は音声電流をプラス側とマイナス側をアースを基準に分離して流します。こうすることによってノイズが伝送中に乗ってもプラス側とマイナス側のノイズの位相が逆相になり、音声電流を元にもどした時にノイズが互いに逆相なので打ち消し合います。したがってケーブルを長く引き回すような配線にはたいていキャノン端子が用いられます。

家庭オーディオでは何十mも引き回すことがほとんど(そんなに大きい部屋には住んでいない?)ありませんので、効果のほどは?なのですが、また例によって音が違うという偉い人がたくさんいますので、ハイエンド機(高級&高価格製品)はたいていキャノンの入力&出力が付属しています。

一般にはバランス接続と言っています。

作り方ですが、まず線材の赤、白、緑の3本を三つ編みします。
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何故3本必要かといいますと上記で説明しましたようにプラス側(ホットと呼びます)マイナス側(コールド)アース(GNDまたはシールド)の3本が必要だからです。三つ編みする理由は3本の銅線を平行に走らせる(実際にはrunはしませんが平行に束ねることをいいます)ますと銅線がアンテナの作用をする可能性がありますのでノイズを拾いやすくなります。それで各銅線を交差させているわけです。

ところで最近の若い人(特に男性)は三つ編みはできるでしょうか?私が小さい頃は茎の長い野草で首飾りをよくつくりましたので自然に覚えています。言葉で説明するのは大変ですが、三つ編みの方法を説明しておきます。線3本の端を合わせてテープ等で止めておきます。今、線が左からの順だとしますと白の乗り越えてをよじり真ん中にもってきます。次に真ん中に来たを乗り越えてをよじり真ん中に持ってきます。最後に真ん中に来たを乗り越えて白をよじります。これで三つ編みが一回分です。左からとなっているはずです。

次に赤白緑の線をキャノンプラグのオスから半田付けしていきます。下の写真でもわかりますように、キャノンプラグはさらにいくつかの部品に分解できます(プラスねじで固定しています)
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オスの端子は逆三角形を想像して見てください(底辺が上、頂点が下)。逆三角形の底辺の向かって右から左周りに1番(シールド)2番(ホット)3番(コールド)と呼びます。上記の写真では緑を1番(シールド)赤を2番(ホット)白を3番(コールド)になっています。

次にメスですが下記の写真ではわかりにくいと思いますが
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1番と2番の位置がオスとは左右逆になっています。オスとメスとは互いに1番から3番まで完全に各が接続しなければならないので当然のことですが。

キャノンプラグの123番端子はITTCANON製の場合銀メッキされていますので半田付けは、端子を半田コテで熱してから半田線を端子と銅線に密着させますと半田が吸い込まれるように接着されます。写真では見にくいかもしれません。この半田付けは要領を覚えれば簡単なのですが、失敗しながら覚えるような技術です。

出来たのが下の写真です。
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キャノンプラグの根元の部分は線が折れやすいところですので合成皮革を丸めて保護しています。写真でわかりますように根元はねじ止めするようになっています。

何に使うのかは1週間後をお楽しみくださいませ。

最近の写真