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2008年5月26日 (月)

巨匠たちのラストコンサート

Wo7titlb
こんばんは。しばらくぶりで本の紹介です。前に「カラヤン帝国興亡史」をものにした中川右介の本です。その名も「巨匠たちのラストコンサート」です。

ここで選ばれている巨匠(マエストロ)は以下の通りです。

■トスカニーニ カラヤン バーンスタイン フルトヴェングラー クライバー(以上指揮者 項目順)

■リパッティ グールド(ピアニスト)

■カラス(歌手)

■ロストロポーヴィチ(チェリスト、指揮者)


以上の8名です。

ラストコンサートとタイトルは付いていますが、いきなりラストコンサートを展開したのでは初めて読む人(特に以上の音楽家をまったく知らない人)には何のことかさっぱりわかりません。そこは編集のプロたる中川右介は簡明に略歴などを紹介、一気にラストコンサートの周辺まで話を導き、核心に触れていきます。

私が最も興味を持って読んだのが最後のロストロポーヴィチの章でした。ここはいきなり中川右介の祖父が日本共産党の創設メンバーであることを披露するところから始まり、自身の出自まで語り始めるのです。これがロストロポーヴィチとどうのような関係があるのか?この冒頭の疑問が伏線となってロストロポーヴィチと旧ソ連の関係を導くのです。

この章ではモスクワ音楽院の新入生バシュメット(ユーリー 有名なヴィオラ奏者)がモスクワ音楽院の廊下で3人の教授に挨拶するくだりがあります。ここの3者3様の行動がとても興味深いものでした。そのまま紹介したのでは面白くありませんのでクイズ形式にします。

1)ええ・・と君は誰だったかな?(バシュメットは自己紹介する)がんばってください。もし興味があるのなら私の授業を見学に来てください。いつでも歓迎ですよ。

2)その人は振り返ってそこにいるのが見知らぬ学生と見て取るとそのまま歩き去った。

3)「こんにちは」(バシュメット)「おお君か!友よ!」といってバシュメットを抱きしめる。


さておわかりですか?3人の教授とはオイストラフ、コーガン、そしてロストロポーヴィチです。雰囲気的に誰だかもうおわかりですね。1)はオイストラフ、2)はコーガンです。

この3者3様は家康、信長、秀吉が思い浮かびました。まったく関係ないですが。

ラストコンサートにまつわるCD。レコード果ては海賊盤にまで話がつっこまれていますので、レパートリー的にも得るところは多いと思います。

グールド、リパッティに関しては残念ながら私には新しい発見はありませんでした。

最後にトスカニーニは私には最も興味のない指揮者ですが、この章を読むと1曲ぐらいは聴いてみようかなと思うぐらい泣かせる話がふんだんに出てきます。



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