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2008年6月22日 (日)

誰がヴァイオリンを殺したか

Vclij1nn
こんばんは。伯父の葬儀も無事終わり、たくさんの人々に見送られて出棺しました。私は火葬場まで同行しお骨を拾いました。死は必然ですが、なかなかすんなりと受け入れることはやはり難しいです。

今回のテーマ「誰がヴァイオリンを殺したか」は衝撃的なテーマですが、内容は、いわゆる音楽好きが知っている知識・常識の根拠を改めて著者石井宏さんが、検証しながら且つ音楽史の講義というより、音楽物語をしてくれます。

全部のお話を要約する能力は私にはありませんので、私が感じた部分を紹介していきたいと思います。

プロローグでいきなり現在のヴァイオリンの音はかつて響いていたと似ても似つかない音になっていると嘆くところから始まります。その根拠はSP盤で聞くことができるイザイのユモレスク(ドボルザーク)を例にあげて話を進めていきます。

ヴァイリンという楽器の由来、ストラディヴァリの神話の起源と伝説に真っ向から挑戦しています。

ついでパガニーニの伝承も検証しています。パガニーニ=守銭奴というイメージが私にはあるのですが、事実パガ・ニエンテ(Paga.niente)という言葉は「一銭も払わない」という意味だそうです。しかしながらベルリオーズに二万フランという大金を贈ったのも事実です。

なお同時代の様々な音学家から賞賛を受けたのはパガニーニのその悪魔的な技術ではなく、甘美なアダージョだったそうです。クララ・ヴィーク(後シューマンの妻)の父フリードリッヒは「いかなる歌手とても、パガニーニの弾くアダージョほどの深い感動を与えてくれはしない。すべてのジャンルを通じて。彼と同じように偉大で比較を絶した芸術家がいたためしがない」とまで言い切っているのです。

この本から2年後石井宏さんは「反音楽史」を書くのですが、その萌芽が散見されます。

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