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2008年7月 4日 (金)

反音楽史 さらばベートヴェン

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こんばんは。今日は特別に暑かったですね。梅雨もそろそろ終わりそうですね。昨夜はものすごい雷が鳴っていました。
冒頭の本の表紙の黒塗りにされた顔の人物が誰だかおわかりになりますか?

今夜は本の紹介です。石井宏さんの「反音楽史」です。今日私たちが知っている「音楽史」は歴史のあるがままの音楽史ではなく、18世紀以降ドイツ人が作り上げた「音楽史」であると糾弾していくのが本書の役割です。小学校の音楽教室で壁に掛けられている音楽家は何故バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートヴェン、シューベルト、ブラームス等ドイツ人ばかりなのか?・・・これらを歴史の事実に沿って検証していきます。

この本の出版は2004年2月ですが、その時は図書館でわざわざ購入してもらい、読みました。ですから最近の本ではありません。この本はたくさん紹介したい本がある中でもとびきりの本でしたので最近購入し6月の下旬頃から4回読み直しました。

この本を読むまでもなく、音楽用語はほとんどイタリア語なのにさきほどの作曲家は何故ドイツ人ばかり?とか、イタリアで有名な作曲家は何故オペラの作曲家ばかりなの?・・等々・・子供時代から今に至るまで素朴な疑問がありました。

映画「アマデウス」を見た時、何故ウイーンの宮廷楽長がイタリア人のサリエリなの?と疑問を感じた方も多いと思います。モーツァルト父子が一生懸命ヨーロッパ中の宮廷へ就職活動に奔走したいたころ、ヨーロッパの主要な宮廷の楽長はイタリア人かイタリアで学んだドイツ人だったわけです。

ジョージ・フレデリック・ハンデル
ジョン・クリスチャン・バーク

この二人が誰だかおわかりですが、二人ともドイツ人ですが後にイギリスで活躍した音楽家です。ゲオルク・フリードリイヒ・ヘンデル、ヨハン・クリスチャン・バッハの英語名です。なおヘンデルは1721年2月23日イギリス当局に帰化申請を出して認められております。

またオペラ、交響曲、協奏曲、ソナタなどの歴史的変遷を検証することにより、ドイツ人がいかに音楽史を我田引水したかを徹底的に検証しているのですが、冒頭にイギリス人音楽学者E・J・デントの以下の言葉がこの本の要約になりそうです。

「ドイツ人の器楽的な器楽的な世界は、イタリア・オペラという梯子を昇ることによって初めて到達しえたものである。しかし新興ドイツは一旦その梯子を昇ったあとで、それを蹴り倒し、以後は口を拭ってイタリアの梯子など最初から存在しなかったようなふりをしているのである。」

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