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2009年3月14日 (土)

ゴールドベルグ変奏曲の運指~第8変奏曲

こんばんは。娘のchiakiが書いたブログに私calafが「グールドのビデオを見て解析した云々」が書かれてあったと思います。それを紹介したいと思います。

解析とは娘もたいそうな言葉を使用したものです。実をいいますと私はこの曲が弾ける訳でも練習したことがあるわけでもありません。もう何年になるのでしょうか。一時期36才頃ですから20年以上も前になりますが集中してピアノを練習したことがあります。それから2,3年たった頃でしょうか娘のchiakiがピアノを習いだし、小学校の2年生だったと思います。当時私が四苦八苦して弾いておりましたバッハのインヴェンションの第1番を初見で半分くらいまで弾いてしまったのです。この時点でchiakiはバッハの曲はまったくの初めてです。また私が強要したものでもありません。ピアノの前に楽譜があったので面白そうだったので弾いてみたそうです。私はこの時、別の部屋におりまして聞こえてきたので、びっくり仰天しました。

この瞬間から私はピアノを練習するのを止め、娘のために自分の経験を役立てようと決心しました。ところでたいしてピアノも弾けないのに運指のアイデアが何故思いつくのか不思議に思われるかもしれませんが、これも信じられないかもしれませんが私の場合イメージではいくらでもピアノが弾けるのです。ですからビデオを見れば最初はおおまかですが大体の運指はわかります。詳細になりますとそれこそ何回も見なければなりませんが。要するにポジションが変わる切り替え点を注意深く観察すればいいわけです。ポジションのことを説明致します。

簡単に説明するために右手だけの話に致します。親指(1)人差し指(2)中指(3)薬指(4)小指(5)と指番号が決められています。1でドを弾きますとそのままの手の位置(ポジション)でソまで弾けます。当然のことですが2はレ、3はミ、4はファ,5はソ(以上すべて白鍵)になります。しかしドからドまで弾こうとしますと5本の指では足りません。それでドレミは(123)で弾きファソラシド(12345)で弾くわけです。この時ファを1で弾いているわけですからポジションが移動したわけです。ところが3で切り替えた運指ですが2、4、5でも切り替えられます。

運指は実に面白い順列と組み合わせのようなもので数学パズルのような側面もあります。さて同じ楽譜を難しいアクロバットのような運指で弾くのと易しい運指で弾くのとどちらがピアノが上手なのでしょうか。私の場合ですが易しい運指をとります。

さてグールドの運指ですが、ポジション移動が巧みで(実に巧妙)知らない間に変わっています。ということは激しいポジション移動を使わない運指で弾いていることになります。今回の例はゴールドベルグ変奏曲の第8変奏です。下の楽譜は後半の最後の段になります。

最後の小節=32分音符が含まれる下段(左手で弾く)はグールドの場合右手で弾いています。バッハは前半の最後の小節にこの曲の最後の部分と非常によく似た音型をもってきています。当然前半終了は右手、後半部分は左手と指定されているわけです。

もちろん楽譜の指示通りでも弾けますが、左右の指が接近していますので非常に弾きにくいのは確かです。ところでバッハはこの曲は2段鍵盤のために書いています。上の鍵盤と下の鍵盤では同じ音が存在します。ですから2段鍵盤では左右の手にかなりの空間ができますが現在のピアノではその空間ができないわけです。

左手を右手に持ってくるのは一種のルール違反と考えられますが音が出れば音楽は同じとグールドは考えているのかもしれません。

後半の最後の段の楽譜

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前半の最後の段の楽譜

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ゴールドベルグ変奏曲の運指~第8変奏曲を参照しているブログ:

コメント

娘さんとお父さんの協力によるゴールドベルグ,感動しました!
草場の陰から応援しております!これからも続く演奏を楽しみにしていますね

うずはしさん、初めまして。励ましありがとうございます。

>草場の陰から応援しております!

これには大変驚きました。理由はあえて書きません。二重に驚いた次第です。メールアドレスがございましたらご連絡したいことがございます。それでは宜しくお願い致します。

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