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2009年7月19日 (日)

chiakiのピアノレッスン余話 「ショパンの半音階のエチュード」

こんばんは。しばらくぶりにchiakiのピアノレッスンから「余話」といいますか「こぼれ話」をご紹介致します。

レッスンの対象曲はショパンのエチュード作品10-2 半音階のエチュードです。私はショパンのエチュードを娘に与える時、一番最初はこの曲と決めていました。

1)難しくても弾けるようになった時の満足度が高いこと。

2)エチュードの効果として右手の345の制御のレベルが格段に向上すること。

3)そして何よりもショパンのエチュードであることを最も意識させられる曲のひとつであること。

4)そしてバッハを弾く上で最良のエチュードであること直感したから。

5)くり返しの練習にその音楽が耐える(何度弾いても飽きない)

開始は2005年9月9日であります。これより毎日この曲を練習しない日はchiakiが家を空けている時ぐらいだったと思います。上記の1)と3)は意味合いとしてはほとんど同じだと思います。4)は説明が必要だと思いますが、ここでは省略します。

エチュードの練習の方法については正式?のピアノレッスン記事で書きますので、今回は難しい話ではなく、レッスン中での親子の会話が記事のメインです。それでは楽譜の前半(頁半分)をご覧頂きます。

Etudehannonkai_2

ご覧の通り3段目5小節からラからの半音階のテーマが戻ってきていることがおわかりと思います。昨日のレッスンのことでしたが、4小節目の最初の2つの16音符群 の音をchiakiは大きな音で弾いてしまいます。曲の冒頭がp(ピアノ)で始まっておりますので、テーマが戻って来るときは常識的にはやはりpになります。同じ4小節目の4群(4拍目)にクレッシェンドの記号がありますので、クレッシェンドの終端としてテーマが戻ってきて、しかもpで再開するのですから、この4小節の1,2群(1,2拍目)は当然ppぐらいで弾いておかなければなりません。これは作曲者の指定がなくても読み取らなければいけない事柄のひとつです。それとppぐらいにしなければという理由がもうひとつ別の観点からも判断することができます。これが本日の「こぼれ話」になります。問題の箇所を切り取って掲載します。

Etudehannonkaiparts

上記の音符を見て何か感じるところはありませんでしょうか。シドが4回も繰り返されていますね。以下chiakiとの会話を紹介致します。

calaf ここは待機状態の箇所だからもっと静かに弾きなさい。

chiaki 待機って待つ待機のこと?

calaf そうだ。

chiaki どうして待機なの?

calaf 楽譜を見て何も感じないか?

chiaki 別に?

calaf シドシドが2回も繰り返され、一種、足踏みしているように感じないか?

chiaki それで待機なのね。でも待機状態はどうしてpなの

calaf 待機している時、騒々しくしているか?

chiaki なるほど、静かにしてるわね。でもそのように感じなければいけないの?

calaf これは無理して感じる内容ではない、感性の問題だ。一体今まで音楽の何を習って来たんだ?

chiaki ピアノを習っている時間は圧倒的にパパからだけど。

calaf う~む、そうか。私か!

ということで責任の一端は私にもあることになってしまいましたが、ピアノを教えるより、音楽を教えろというのは上記の会話に端的に表れていると思います。難しくは「音楽修辞学」というのですが、私はそれ以前の問題のように思います。基本的に同一音型のくり返しは強調、あるいは念押しもありますので、いつも足踏み、躊躇ということではありません。

4小節自体がテーマ再開の「橋渡し」の役目をしているのですが、一気に3拍目、4拍目の音符を持って来ないで、上記のシドシドをその前に持って来るあたりにショパンの抜群の作曲センスを私は感じるのですが、さすがにchiakiにはこの話はしませんでした。

以上でおわかりのように音符にはそれぞれ与えられた役割があり、その役割を全うするための最適の表現方法があります。それを見つけるのも楽器を弾く者の必要条件であります。

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