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2009年7月11日 (土)

アルゲリッチのバッハ 聴き較べ

こんばんは。何日か前、アルゲリッチのドイツグラノフォンのソロ録音7枚組を購入したと書きました。同じ曲が再販される時CDの場合リマスターされることがありますので、早速バッハのCDを3種聴き較べをしてみました。

アルゲリッチのバッハは定評がある割には極めてレパートリーが限られており、録音では以下のCDにあるトッカータハ短調 BWV911、パルティータ第2番ハ短調、イギリス組曲第2番イ短調以上の3曲です。

聴き較べたのはこの中のトッカータハ短調の冒頭部分です。以下楽譜を掲載します。

Toccacmol

冒頭部分はトッカータの元々の意味トッカーレ(触れる)そのものの、手すさびの音型が出てきます。メリハリのある奏法で単音ながら先へ先へと期待を抱かせながら、中音域から低音域に入り、音の凄みを聴かせたところで、繊細な両手の対話(6小節半ば)が始まり、切れのあるテーマが両手で交錯します。

私が聴き較べたのは上記の楽譜部分で、テンポの自在さと、情熱的リズムと音の切れ味が十分楽しめます。手もとにあるCDはすべて1979年録音(アナログ)で、残念ながらアナログディスクは所有しておりません。

ガレリアシリーズの1枚 1990年頃発売(国内盤)

オリジナルイメージのビットプロセシング(リマスター) 2000年発売(外盤)

グラモフォンソロ全集の1枚 2009年発売(外盤)

Argerichbach123s_2  一番下のジャケットがソロの全集の1枚オリジナルのアナログレコードのジャケットの縮刷版です。一番上がガレリアシリーズ、真ん中がリマスター盤です。

さてガレリアシリーズですが、他の2枚に較べて音がクリアーともいえますが、同時にいかにもCDの音で硬さがあります。2枚目はリマスターしただけあって、音に輝きが増し、低音は鉄のピアノ線が鳴っているだけではなく、ピアノ全体が鳴っているかのような響きになります。これは残念ながらガレリアシリーズでは聴くことができません。3枚目のソロシリーズの1枚はガレリアシリーズほど音は硬くはありませんが、2枚目ほどふくよかではありません。

私はアルゲリッチの演奏は上手い、凄いとはいつも思うものの、演奏は好きではありません。強音の野性味、弱音の繊細さは名人芸そのものですが、音楽が心に残りません。しかしいつもなにがしかの衝撃は必ず残してくれます。そのような中でこのバッハは特別のお気に入りのひとつでグールド盤より好きです。ニューヨークのジャズマンからスイングしているといわれ、師のグルダから演奏をせがまれただけのことはあると思います。

以上で3枚の比較をしましたが、2枚目がこの中では群を抜いているのですが、実はアナログ盤を聴くとさすがこのCDもかなり色褪せます。オーディオ仲間宅で聴かせてもらいましたが、前記低音部のピアノの音響はピアノが震えているようにも聞こえました。弱音ペダルの音も可憐でこれがあのアルゲリッチかと思うほどでした。但し装置がガラード(プレーヤー)、マークレヴィンソンのプリとパワー、スピーカーはハーベスの組合せでしたので、予想以上によく聞こえたのかもしれません。

ちなみに録音技師はあのハインツ。ヴィルトハーゲンです。ポリーニのショパンのエチュード、ギレリスのベートーヴェン「田園」などの録音を担当してました。

ちなみに今回私は通常の装置では聴かずにこのたび入手したゼンハイザーのヘッドフォンHD800で聴きました。まるで自分がピアノを弾いているかのように聞こえました。ヘッドフォンといいますと頭のてっぺんでガンガン鳴っているように聞こえるといった体験はみなさんお持ちだと思いますが、大変自然な音響空間で、まるで私だけのために演奏してくれているような音像でした。詳細はまた報告致します。

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