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2009年11月29日 (日)

chiakiのピアノレッスン 「ゴールドベルグ変奏曲 VAR26」

こんばんは。先週の「初対面」の続きを書きたいのですが、そうすることができませんので、筆力?があるうちに娘のピアノレッスンについて書きたいと思います。

ゴールドベルグ変奏曲もいよいよ終わりに近づきました。ゴールドベルグ変奏曲はバッハの変奏という作曲技法の実験室でありますが、当時の鍵盤楽器の技術の実験室でもあります。下の楽譜を見てみますと大したことがないように見えますが、テンポが速いため(四分音符90から100ぐらい)1拍の中に6つの音符を放り込むのは本当に大変です。特にグールドのビデオを観ますと鮮やかすぎてお手本にしようにも、全く手が届かないと当初は思っておりました。

ところで、娘がこの曲を練習し始めた時に、「楽譜の運指ではどうしても速く弾くことができない」との相談がありました。楽譜をじっくり見てみますと1(親指)が頻繁に出てきます。グールドのビデオを観察しますと、

1 親指で黒鍵を弾いていない。

2 親指を利用してポジション移動はしていない

3 1,2にも拘わらずポジションの移動は恐ろしいほどの滑らかさである

以上の3点からの結論が楽譜に書いた私の運指です。右手は423、左手は243が基本になります。

第1小節の2拍目、3拍目で説明します。

ソファ♯ソ ラソラ(423 423)と弾きます。普通なら同じ音は同じ指で弾くのが原則ですから前記のような運指にはなりません。ところがソファ♯ソ423と弾くことにより、後半のラソラのラを弾くときはポジションが自動的に一音移動しているわけです(ということは自動的に4がラの位置に来ているということです)。楽譜の印刷運指ですとポジションの移動は1を利用していますし、ポジション移動を意識しなければなりません。

私が付けた運指はグールドの運指そのままではありませんが、意図は確実にとらえたと思っています。娘の感想ですが、自然で弾きやすく、安心してスピード練習ができるとのことでした。自画自賛と受け取られるの覚悟の上ですが、ゴールドベルグにおけるグールドの運指の見事さは多々ありますが、「ナチュラル」のひとことに尽きます。特に見た目の「自然さ」は想像を絶しています。いわく「ゴールドベルグ変奏曲が何故あんなに簡単に弾けるのだろう」ということです。

この運指さえ解明できれば、インヴェンション程度の技術でも弾けるのではと思うくらいです。

Goldbergvar26

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コメント

こんばんは。今回の父の運指(というよりグールドの運指)はまさにマジックです。これがマジックであることの証明は私chiakiが少なくともグールドと同テンポで、少なくとも、ほぼ同様のテンポで弾きこなすことだと思っています。「最初は弾きにくいが慣れると弾きやすくなる」というのはまったくの「嘘」とはいわないまでも、先生が生徒に発する「単なる激励」だと私は常々思っています。それはピアノを現実に弾いているからで、1ヶ月かけて楽譜の印刷通りの運指でものにならなかったのが、父の運指で1日(場合によっては5分くらい)で弾けるようになったこともあります。これは楽譜の運指がダメなのでなく私に合わなかったというふうに考えています。また、成功した運指が未来永劫でないことも父から教わっています。さらに優れた(弾きやすい)運指を見つける努力を怠ってはいけないと思います。父のレッスンでもっとも好きなのが、この運指を考える父の姿です。まったく練習をしていないにも拘わらず短いパッセージでしたら私よりも速く美しく弾きます。これは何とも不思議です。目の前で例を示されますとやらないわけにいきませんし、何故か簡単な運指のように思えてくるのです。

簡単な数字を書いてくれるだけで、弾けると思うようになる、この精神的な後押しが父のレッスンのもっとも素晴らしいことのひとつだと思います。

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