最近のトラックバック

ブログリンク集

  • みぃさん
    ケルンに留学されたピアニスト。現在奈良県を中心に活躍中です。
  • romani さん
    ギターを愛されながらも、クラシック、特にオペラを中心にライブの感想等をブログで公開されています。
  • DokuOh さん
    ドイツ・オーストリア系の音楽の紹介およびCDの感想等をブログで公開されています。
  • 樹衣子さん
    映画、本(政治、経済、社会、その他)音楽の論評並びに紹介をブログでなさっています。
  • emi さん
    現役のピアノの先生です。ブラームスのクラリネットソナタのCDもリリースされています。
  • calaf
    calaf 自身のホームページです。
  • yuzu さん
    鉛筆画家 yuzu さんのホームブログ。グールドの描画はグールド財団のお墨付き(正真正銘)です。
  • yuzuさん グレン・グールド肖像画集
    鉛筆画家 yuzuさんの新しいブログ
  • 湧々堂(わくわくどう)
    個人でCDショップをなさっています。入手しにくい盤は一度相談されてみてはいかがでしょう。
Powered by Six Apart

« chiakiのピアノレッスン 「ゴールドベルグ変奏曲」の開始時期 | メイン | 携帯の手口 »

2010年3月11日 (木)

chiakiのピアノレッスン~父から娘へ 「GVB(ゴールドベルグ変奏曲)とグールドのテンポについて」

こんばんは。しばらくピアノレッスンの記事は途切れていたと思います。最近レッスンの充実度が高く、もちろん私が勝手に思っているだけのことかもしれませんが、その場の話だけでは、記憶しきれないことも多く、レッスンの後、私が寝る前に娘にレッスンノートを書くことにしました。その第1回目です。

chiakiへ 「GVBとグレン・グールドのテンポについて」

ここ2,3日グールドのテンポに合わせるべく、理不尽とも思えるような高速テンポの練習が続いたが、グールドが何故あのような超高速のテンポを採用したのか考えてみよう。ひとつはGBVに流れるパルス(律動)と読んでいる、全体を統一する脈動のようなものがある。これはグールドの考えだが、GBVを再録音するに際し、インタビューでも語っている。ふたつめは、これは私の推察だが、20番(変奏曲)にしろ、14番にしろ、26番にしろ一番細かい音符が結果的に超高速になっただけで、設定テンポの基軸は別のところにある。これはどこにあるのか?私はすでに見つけたが、chiakiはそれがどこにあるのかわかるだろうか。是非自分で見つけてほしい。実は答えはレッスンの中で何度も指摘している。これを見つけ理解できればグールドのテンポで弾くことはそう難しくはない。私はピアノを弾く技術がないから弾けないが、chiakiは必ず弾ける。それだけの技術の蓄積、すなわち準備ができている。chiakiにないのはイメージだけだ。

普通、人はグールドのテンポに驚愕するか、テンポが速すぎると非難することがほとんだと思う。それはこのテンポ設定の意味がわかっていないからだ。グールドのテンポ設定の意味をchiakiが見つけ理解したならば、GBVは完成したに等しい、少なくとも構成の面では。音色、音質、アーティキュレーション等に於いては課題が多く残るが、これはGBVに限らずchiakiの永遠の課題だ。これが、もしできていればとっくの昔にピアニストになっている。これらの問題はchiakiの美学というか美意識の問題でもある。これは教えて身につくものではない。自分の美学を音に置き換えるのが技巧で、もともと美学のないものが、いくら正確に音を再現しても音楽は美しくない。

グールドのテンポはGBVに於いて絶対ではない。あくまで最善のうちのひとつに過ぎない。それでも敢えてグールドのテンポに挑むことは大いなる結果が待っている。chiakiが大好きなグールドと同様の音楽体験が自身でできるのだ。これは私にはできない。chiakiの特権である。いろいろな可能性を試みてこそ、その中から自身の演奏の理想となるものが見つかると思う。

                                         平成22年3月6日 父より

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/348805/23559632

chiakiのピアノレッスン~父から娘へ 「GVB(ゴールドベルグ変奏曲)とグールドのテンポについて」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

最近の写真