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2011年8月25日 (木)

未来のピアニスト グレン・グールド~その2

前回の記事(未来のピアニスト グレン グールド)は随分とつまらなかったと思います。私自身がそう思うのですから、間違いありません。

グールド本の感想を書く時、いつも思うのですが、「またか」というのがいつも頭の中にあります。もちろん新刊ですから、新しい発見はあります。しかしこれが、既存のグールド本と、どれだけ違うかと問われれば、「五十歩百歩」ということばがそのままあてはまります。

それでは、今回のこの本はどうなんでしょう。グールド本を初めて読む人には、ピアニストはたくさん出てくるし、レパートリーも同様、グールドのライブ録音(特に死後リリースされた)の演奏評、技術分析もあり、なかなか奥深い本ではないでしょうか。

私にとっては、この本に出てくる録音はおなじみのものばかりで、その演奏評、演奏分析がとりたてて新鮮味があるわけではありません。ピアノ好き、特に自分でピアノを弾く方なら、とっくにそんなことは自分なりに済ませているでしょうから。

そうはいううものの紹介ということを考えれば、簡単に結論づけるのも乱暴かと思います。

現在序章から終章、その間に18章あるのですが、12章まで読み終えています。リパッティに比されるほど、ロマン派音楽向きの音楽性並びに、美しい音を有しているグールドが、何故ロマン派をほとんど弾かなくなったのか。協奏曲のレパートリーが極端に少ないのは何故か。コンサート活動をやめたのは何故か。ホロヴィッツ、ブラームスのピアノ協奏曲などを引き合いに分析していきます。初めて読まれる方は結構面白いと思いますが、正直読み進むのが、こんなに辛いと思った本は久しぶりです。

どのように、分析してもグールドがホロヴィッツになれないことや、ブラームスのピアノ協奏曲第1番がグールド向きでないことぐらいすぐわかります。協奏曲について、グールドは、オーケストラと競争するのではなく、オーケストラの中に埋没してしまう演奏をしたいと語っていますが、これはグールド自身が大音量を得意としていないことの裏返し(つまり言い訳)であることは容易に想像がつきます。

グールドはレトリックが非常に巧みであったため、一般聴衆は簡単に騙されますが(かつの私もそうです)、落ち着いて考えればすぐ気づくことです。

続きはまた。

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